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知っていますか?病気のこと 46 嗅覚障害
今回は嗅覚障害についてみていきます。
匂いを感知するのは「鼻」ですね。鼻は呼吸器に分類され鼻からも空気を吸っています。
加えて、吸った空気に含まれるゴミやウイルス・細菌、アレルゲンなど身体に入らないように防御するフィルターとしての役割を持ちます。
さらにエアコンのように温度調節も行っています。凄く熱い地域、凄く寒い地域で肺が壊れずに済んでいるのはこの調整機能があるからなんです。
そして、この呼吸器としての役割にプラスしてあるのが匂いを感じる機能です。
匂い分子が嗅覚受容体に付着し、電気信号に変えて脳に到達すると匂いとして感知します。
この匂いを感知するルートに何かしらの異常が起こるのが嗅覚障害になります。
原因をみていきましょう
障害の仕方が大きく3種類あります。
1.気導性嗅覚障害
:慢性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎などで鼻の中の空気の流れが悪いと匂い分子が嗅覚細胞にまで届かず、分からなくなることがあります。
2.嗅神経嗅覚障害
:ウイルスなどの感染症や顔の怪我などが原因で嗅覚細胞がダメージを受けると、匂いが分からなくなくなることがあります。
3.中枢性嗅覚障害
:嗅覚細胞から脳へ伝わるまでの経路にダメージがあり、匂い分子がが嗅覚受容体に付着しているにも関わらず、匂いが分からないという症状が起こることがあります。
症状についてみていきましょう
- 匂いが感知できないorぼんやる感じる
- 本来ものとは違う匂いを感じる
- 食事の味が分からない
- ガス漏れや火災、食べ物が腐っているなど危険な状況を感知できない
診断についてみていきましょう
- 日常の匂いアンケート
- 基準嗅力検査
- 静脈性嗅覚検査
- 副鼻腔検査
- 鼻腔ファイバースコープ検査
治療についてみていきましょう
副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎などの原因を治療をして嗅覚が戻るかを確認します。
鼻洗浄、点鼻薬、内服薬で効果がない場合は手術療法が行われます。
嗅覚異常は突然に生じたものなのか、徐々に匂いが減少したのかなどによって原因も治療法も変わります。
ここ数年でよく聞くのが新型コロナウイルスによるものもあります。
匂いが感じ辛い、弱くなったなどの症状があったら自己判断せず、病院へかかりましょう。
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