知っていますか？病気のこと　９　咽頭結膜熱・プール熱

いよいよ今年の３年生が卒業する時が来ました！

寂しくはありますが新しい鍼灸師の仲間が増えることを喜び教員一同で送り出します。

今回はアデノウイルス感染による夏風邪の一つについてみてきます。

正式名称は咽頭結膜熱ですが聞きなじみの良いものではプール熱といいます。このプール熱は学校でプールが行われる６～８月にかけて感染が増加することからプール熱と。言われています。

感染ルートを見ていきましょう

通常のアデノウイルスであれば飛沫感染、接触感染でありますが汚染したプールの水から結膜への直接侵入と考えられています。

学校保健安全法では主要症状が消退した後2日を経過するまでは出席停止となっています。インフルエンザ等より軽いですが規定が作られています。

症状を見ていきましょう

潜伏期間２～１４日で発症後は咽頭炎（喉の痛み）、結膜炎（目の充血)、発熱が主症状となり発熱３９℃前後の発熱が数日から１週間続くことがあります。

他には頭痛、食不振、３～７日続く、目やに、涙に多くなる、まぶしがるなどが出てきます。

ただしこの症状の全部出るわけではなく、一部だけの場合が多くあります。

治療を見ていきましょう

特異的な治療はなく対症療法は中心となり目の症状が強い場合は眼科的治療を行うなどをしていきます。

風邪症状として放置せず熱と結膜炎などがありましたら病院にかかりましょう。

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