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やってもすぐ忘れます 学ブロPart.36
おはようございます。
今朝は一段と冷え込みますね。
細々とした体にはひときわシンドイ山上ですが、
先週の発熱もすっかり下がって元気(?)になりました。
学生の反応も
「え、コロナじゃないですか?近寄らないでください」
「先生大丈夫ですか?熱出すのつらいですよね」
と二分されるのがちょっと面白かったです(笑)
さて、今年度学生から聞いた中で燦然と1位に輝くワードを発表します。
「やってもすぐ忘れます」
他の追随を許さない圧倒的1位です。
何なら毎週聞きます。
そのあとに「忘れちゃうんですけどどうしたらいいですか?」と続きます。
学生さんが勘違いしていることがあります。
まず大前提として”人間は忘れる生き物”ということです。
例えば辛いことがあっても時とともに薄れていきますよね。
忘れることなく辛かったことをすべて覚え続けていると心が病みます。
僕も教員として皆さんに何らかの科目を教えていますが、
前の週に教えた内容でも、1週間以上経つと細かいところは記憶が曖昧になることがあります。
教えている側でもこの有様なので、教わっている皆さんはある意味忘れるのは当然とも言えます。
短期記憶の保持期間は15~30秒といわれており、
リハーサルなど長期記憶に入れるための記銘処理が行われないと忘れてしまいます。
教える側としては少しでも印象深くさせるようアレコレ工夫はしていますが、
結局長期記憶のサイクルに組み込むのは学生さん本人にゆだねられるわけです。
じゃあどうすればいいの? という話ですが、
「復習してください」
これも繰り返し言ってるんですが、そもそもやっていないのかやり方が悪いのか、
翌週に似たような問題を出しても間違える学生さんが少なからずいます。
そこで復習が必要となるわけですが、大雑把な復習スパンとしては、
翌日
1週間後
1か月後
最低でもこれくらいやってもらえると記憶の定着率が確実にアップします。
あとは1か月サイクルくらいで定期的に見返してもらえると長期記憶サイクルに入っていきます。
1か月サイクルの復習は時間をかけずさらっと見返す程度で大丈夫です。
2年生はいよいよ4月から。
3年生は残り40日を切りました。
悔いのないようしっかり勉強をして、すでにやった内容は
復習して確実にモノにしてください。
「教わったのに忘れて間違えました」
何もやってないに等しいです。
教わった、あるいは自分で勉強したのに間違えて国試に落ちました。
めちゃ勿体ないと思いませんか??
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