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知っていますか?病気のこと 41 流行性耳下腺炎
今回は流行性耳下腺炎についてみていきます。
流行性耳下腺炎は俗称でおたふく風邪と呼ばれる感染症で、唾液腺の一つであり耳の下にある耳下腺にムンプスウイルスというウイルスが感染することで起こります。
感染した耳下腺は炎症や腫れをを引き起こします。
症状をみていきましょう
- 耳下腺の腫れと痛み
- 口や顔の周りの痛み
- 唾液の分泌量増加
- 食べ物や飲み物の摂取時の痛み
- 発熱
- 全身倦怠感
これらが感染後1~3日以内に現れます。
合併症
無菌性髄膜炎、難聴、脳炎、精巣炎、卵巣炎など重度の高い合併症をきたすことがあります。
ただし誰しもが起こるわけでありません。
診断方法をみていきましょう
通常は症状で診断をしますが、確定診断はウイルスやウイルス遺伝子の検出、抗体検査を行います。
学校安全保険法
蔓延を防ぐための法律があり、流行性と名前についているように感染力のある疾患であるため学校安全保険法に組み込まれています。
以下本文コピー
「流行性耳下腺炎」は第2種の感染症に定められており、耳下腺、顎下腺又は舌下線の腫脹が発現した後5日を経過し、かつ全身状態が良好になるまで出席停止とされている。ただし、病状により学校医その他の医師において感染の恐れがないと認めたときは、この限りでない。
また、以下の場合も出席停止期間となる。
・患者のある家に居住する者又はかかっている疑いがある者については、予防処置の施行その他の事情により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで。
・発生した地域から通学する者については、その発生状況により必要と認めたとき、学校医の意見を聞いて適当と認める期間
・流行地を旅行した者については、その状況により必要と認めたとき、学校医の意見を聞いて適当と認める期間
上記にある通り出席停止になる疾患になります。
治療をみていきましょう
特異的な治療法がないため、解熱鎮痛剤や患部の冷却など対症療法になります。
通常、1~2週間で治癒します。
また、1歳以上の子供に対する任意予防接種として生ワクチンの接種が可能です。
1歳で1回目、小学校入学前1年間に2回目が推奨されています。
流行性耳下腺炎は家族の感染者や場合によって合併症を起こす可能性がありますので、耳周辺の痛みなどがありましたら、耳鼻咽喉科か内科へかかりましょう。
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「出典」
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