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ストレスを手放す!
「 彼を知り己を知れば百戦危うからず 」
昨年4月、3年生に伝えた言葉だ。
実は学生の卒業論文から拝借したものだ。
以前勤めていた学校では
3年次に卒業研究を課していた。
文献をまとめる者、一症例報告をする者、
実験の追試研究する者…
本当に色々な研究発表があった。
その中の一つに、自らの体験を踏まえて
後輩に「 受験勉強の手引き 」として
まとめた学生がいた。
はり師きゅう師の国家試験を受験するのだから、
過去に出題された問題を研究することから
始めることが重要
「 彼を知る 」とは、
見当違いの勉強をしないように何度も
過去問題と向き合い出題傾向を見極めること
「 己を知る 」とは、
常に自分の実力がどの程度なのかを確認して、
目標とする合格ラインを超えるための
策を練り続けることだ
1〜2年生は、単元が終わる毎に
ノートにまとめた内容でどの問題が解けるか?
を常に意識していればそれが受験勉強となる。
国家試験勉強を卒業研究にしてしまうくらい
要領が良い彼はもちろん合格し、教員になった。
そう、先輩の成功例をお伝えしたのだ。
冒頭のメッセージからおよそ10ヶ月、
本番まで残すところ10日余りになった。
あとはやってきた事を信じて「 ベストを尽くす 」。
「 先生、わたし大丈夫でしょうか? 」
この時期に湧き上がる「 不安 」という感情だ。
不安という感情は緊張を生み出し
「 IQを低下させる 」ことが脳科学で分かっている。
ここ一番という場面でプレッシャーや緊張で
身に付けたもの、準備してきたものを
発揮できないとしたら悔しい思いをする。
そこで、不安の正体を知り、その解決方法を
身に付けておく必要があるのだ。
苫米地英人著 「感情」の解剖図鑑 には、
「 不安 」とは…
自分や自分が大切にしているものが何かに
脅かされていると感じたり、何か良くない
ことが起こるのではないかと感じたりして
心が落ち着かない状態 と書かれている。
不安は人が想像した未来から生じているのだ。
Aという事柄が起こると次にBという事柄が起こる、
と未来を推論して脳が不安を感じている。
不安は「 未来に対する感情ストレス 」ともいえる。
こんな時におすすめしたい効果的な方法がある。
ESR[エモーショナルストレスリリース]だ。
やり方は、オデコに軽く手を触れるだけ。
不安と向き合いゆっくり呼吸をしていると
脳の前頭前野に血液が集まり触れている手に
脈を感じ始め、やがて左右の脈が揃う。
たったのこれだけで心が落ち着きを取り戻し、
ストレスを手放す事ができる。
物忘れにも有効なので試験中にも使える。
他のやり方も紹介しよう。
森林浴や登山に行って自然と触れ合ったり、
温泉に浸かってゆっくり寛いだり、
女性ならエステに行き心身くつろぐのも良い。
一瞬だけ不安を遠ざけるという方法だ。
リラックスを味わうことで脳がリセットさせる。
「 先生、昨夜はキャバクラで励ましてもらった 」
とニコニコ報告してきた強者の学生もいた
もちろん合格した。
緊張とプレッシャーに支配された状態を手放し、
「 リラックスしてベストを尽くす 」だ。
p.s.
「 卒業祝い特別セミナー開催 」
本校は卒業生とのつながりをとても大切にしています。
卒後研修の一環で同窓会とタッグを組んで
定期的にセミナーを開催しています。
今回は…
元筑波技術短期大学学長 名誉教授 西條 一止氏
を招いて「 鍼灸の科学的挑戦 」というテーマで
実技指導と講義を行います。
2020年3月4日〔水曜日〕
9:20〜12:35
2号館 鍼灸実技室
在校生と卒業生が顔を合わせる場として、
就職活動や業界の情報を仕入れる場としても
活用されています。
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