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知っていますか?病気のこと 26 アレルギー
今回はアレルギーについてみていきます。
人の身体は細菌・ウイルス・ダニ、花粉などの感染性生物や 異物などから身を守るための身体から排除する仕組みを免疫と言います。
身体に入ってきた異物は抗原と呼ばれ、アレルギーの原因となるものをアレルゲンと呼んでいます。
免疫が環境やライフサイクルなどの変化により異常を起こしていしまい、くしゃみ、発疹、呼吸困難などの症状を起こすことをアレルギーと言います。
入ってきた抗原や異物に対して抗原提示細胞が発見し異物として認識します。
細菌やウイルスに対して経質細胞がIgG抗体やIgM抗体を産生し、侵入してきた細菌やウイルスなどを攻撃し排除します。またアレルゲンに対しては形質細胞がIgE抗体を産生したりリンパ球が直接反応するようになります。
産生されたIgE抗体は血液中を流れて皮膚や粘膜にいるマスト細胞の表面にくっついて待機する。これを感作といいいます。感作だけではアレルギー反応は起こらず、感作された状態でアもう一度アレルゲンが侵入してマスト細胞上のIgE抗体と反応するとマスト細胞からヒスタミン、ロイコトリエン、が放出されアレルギー症状を起こす。即時型アレルギーといいます。
リンパ球が反応した場合は再度アレルゲンの侵入によって活性化物質や細胞伝達などが放出される。遅延型アレルギーといいます。
アレルギーにより起こる疾患には食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、薬剤・昆虫アレルギーなど様々な症状や経過を辿る多様な疾患が含まれます。
小児期にはこれらの疾患が乳幼児期のアトピー性皮膚炎を始まりとし、続いて食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎と次々異なる時期に出現してくることが多いです。これをアレルギー・マーチといいます。
近年では小児発症率が増加しているためアレルギー・マーチの発症、進展予防が重要な課題となっています。
発症予防
アトピー性皮膚炎の予防
新生児期からの保湿剤塗布によりアトピー性皮膚炎皮膚炎の発症リスクが3割以上低下することがわかっています。
皮膚のバリア機能が障害された状態から改善が遅れると食物アレルゲンの皮膚感作が進行させてしまいます。そのためしっかりとスキンケアを行う必要があります。
食物アレルギーの予防
アトピー性皮膚炎のある乳幼児に保湿を行いながら加熱鶏卵を少量経口摂取させることで卵アレルギーの発症を減少させるとわかっています。
また妊娠中や授乳中に母親が特定の食物を摂らない行為は効果が否定されており母親の栄養状態を悪くするため推奨されていません。
気管支喘息の予防
乳児期の風邪の原因となるウイルスに感染することが喘息発症のリスクといわれています。
手洗いなどで感染予防が大切になります。
さらに乳児期から幼児期にかけて食物からダニやハウスダストなどにアレルゲンが変わっていきます。そのため環境整備を行うことが発症予防に繋がる可能性があります。
子供について気になる点がありましたらまず病院へかかりましょう。
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