東洋医学あれこれ　その８「 治療しないはりきゅう師 」

「 もし、あと１年で人生が終わるとしたら 」

車内で目に飛び込んできた書籍のタイトル。
ふっと頭によぎったんですよ。
そっか、私も必ず人生が終わりの日を迎えるんだ！

人生100年時代と言われるようになって
すっかり私も100年生きるつもりだったけど、
「 命 」の保証などはどこにもないんですよね。

極端な話し、あした目覚めるかどうかさえ
本当のところ誰にもわかりません。

余命１年じゃなく、もっと早いかもしれないし、
もう少し後かもしれません。

いつまでも命があると思ってボーっとしていたので
人生の終わりを突き付けられてハッとしたんです。

キネシオロジー × はりきゅう
からだの声を聴くはりきゅう師の大嶋です

＜質問＞
「 もし、あと１年で人生が終わるとしたら 」
あなただったら何をしますか？

◇後悔先に立たず

やりたいことをしているだろうか？
毎日を愉しく過ごしているだろうか？
誰かの役に立てているのだろうか？
家族や友達を大切にしているだろうか？
新しいことに挑戦しているだろうか？
…

これらの思いの前に入る言葉があるとすれば、
「 悔いを残さないように 」だと思います。

「 あ～何であの時やらなかったんだ 」
と死の間際になって後悔しないようにしたいですよね。

何をやらないで後悔するだろう？
そもそも何のために私は生きているんだろう？
いや、どんな必然性をもって生かされているのだろう？

＜質問＞
「 もし、あと１年で人生が終わるとしたら 」
後悔しないために何をしますか？　何をやめますか？

◇生かされていることに気が付く

治療の世界に足を踏み入れたばかりの頃は
プレーヤー〔施術者〕として「 私が治そう 」と
がむしゃらに治療をしていました。

でも、「 我 」に気が付いたんです。

自分で生きているようで、実は見えない
大きな力〔大宇宙〕に生かされている！

いつしか、治療の考え方やスタイルも変わり、
私が治そうと気張ることをやめました。

患者さんを生かしている大きな力に感謝して、
患者さんが自ら治る力〔自然治癒力〕を信じて、
「 私はサポーター 」として接するようにしました。

いまは手段としてキネシオロジーと鍼灸を用います。
でも治療はしません。
身体の声を聴いて、なりたい自分になる
お手伝いをしています。

生きる喜びや愉しさを味わい、
人生の終わりの日を迎えるまで、
心も身体も健やかで生きがいのある人生を
おくるためのサポートが私の志事です。

「 もし、あと１年で人生が終わるとしたら 」
後悔しないために何をしますか？　何をやめますか？
是非とも考えてみてください。