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はり・きゅう学科

東洋医学のおはなし~気虚~

先週はゴールデンウィークで東洋医学のおはなしはお休みでした。

 

先々週までは、気の種類や働き、機能を紹介してきました。
それぞれの気がそれぞれの場所で、過不足なく働いていることが正常、つまり健康な状態です。
(もちろん気以外の物質や臓腑などの働きも大事です)

今回は、正常な状態ではなく、病気の状態を紹介します。
気を含む生理物質(生理活動に関わる基礎的な物質)の病態は、不足や機能減退から起こる虚証と、有余や停滞から起こる実証に大別されます。
虚証の場合は補う治療をして、実証の場合は瀉法(取り除いたり流れをよくする)といった治療を行います。
病態もそうですが、治療の方針も逆のことを行うので、もし病態を見誤って逆のことをしてしまうとかえって悪化してしまう可能性もあります。

気の不足による病態のひとつに気虚があります。
気がうまく生成されない、もしくは供給されなかったり、ひどく消耗して気の量が減少し正常に機能しなくなったりした状態です。
気虚になる原因としては、材料となる飲食物の摂取が不足したり、気を作り出す際に大きく関わる臓腑(脾胃)の機能が低下したりしたことによる化生される量の減少です。
また、大きな病気長期にわたる病気過労などによって気が消耗してしまうことも原因として考えられます。


症状は、充分な休息をとっても治らない倦怠感や無力感、めまい、息切れ・しゃべることがおっくう、暑さや運動に左右されず汗をだらだらかく(自汗)などがあります。

治療としては、食事を適切にとることもそうですが、気虚の場合脾胃の働きが低下していることが多いので、脾胃を元気にして食事の消化吸収をよくすることが大切です。
ひざ下のすねの辺りにある足三里や背中の脾兪・胃兪といわれる経穴を使用します。
また、病気や過労のときはもちろん欠かせませんが、上の症状や思い当たることがある場合は、睡眠をはじめとした休息をきちんと取ることが大切です。

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