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鍼灸学科

東洋医学のおはなし~気の種類:営気~

昨日は入学式でした🌸

入学生のみなさん、おめでとうございます!

先日の新入生オリエンテーションで一度学生さんとはお会いしていたので、二度目でした。

はりきゅうの勉強は良い意味でクセが強く、教員も良い意味でクセが強いです(笑)

入学式での教員紹介でもそれが現れていましたね。

クセは強いですが、とてもおもしろい勉強ばかりが待っているはずです!

一緒に、楽しく、学んでいきましょう🖊

(今回も入学式の立て看板書かせてもらいました!見てもらえましたか??)

 

前回は、気の種類のうち、「宗気」でした。胸に集まり、呼吸や発声、血の運行に関わっていました。

今回は「営気」です。

飲食物から作られる、後天の気のひとつです。

豊かな栄養分を持っています。「栄気」と書かれている本もあります。

営気は、血(けつ)の構成成分でもあります。

ですので血が通っている脈中に営気も入り、全身を巡ります。

血とともに脈中を行き、1日に人体を50周まわり、臓腑や手足といった器官を栄養して、それらの活動を支えています。

陰の性質を持った気で、水穀の精気とも呼ばれます。

営気が不足すると、必然的に血も不足してしまいます。

すると、さまざまな器官が栄養されず、正常に機能しなくなります。

例えば、筋は正常に伸び縮みをしてなめらかに動くためには血が欠かせません。

構成成分である営気が不足して、血が足りなくなると筋の正常な状態が保てなくなり、けいれんや引きつる感じが生じます。

ふくらはぎのこむら返りも起こってしまいます。

栄養豊富な「営気」しっかり覚えましょう!!