知っていますか？病気のこと　12 食中毒

今回は食中毒についてみていきます。
食中毒とは食中毒を起こす「細菌」「ウイルス」「有害な物質」が付着した物を食べることで下痢、腹痛、嘔吐、発熱などを起こすもの言います。

食べた原因によって発症時間や症状が異なり、時には命に関わるようなものもあります。

原因が細菌だと気温が高く、食品が傷みやすく、細菌が増殖しやすい6〜9月に多くなり、ウイルスの場合は冬に多くなります。きのこやフグ毒などは旬になる10月頃多くなる傾向があります。

症状をみていきましょう
症状は下痢、腹痛、嘔吐、発熱などがあり原因によって異なります、多くは数日〜数週間程度続きます。
腸内で細菌やウイルスが増殖し胃腸機能が低下することで、下痢や嘔吐が現れそれを繰り返します。その結果原因が体外に排泄されるので症状が和らいでいきます。
下痢や嘔吐を繰り返すと小児や高齢者では脱水を来しやすく深刻な状態になる可能性があるため、水分補給を意識して注意する必要があります。

治療をみていきましょう
食後やその数時間後に症状が現れた場合、食中毒を疑うかと思いますが、先ずは焦らず脱水を起こさないように水分補給を心がけ、吐き気や嘔吐があれば吐瀉物が喉に詰まらないように横向きに寝かせましょう。乳幼児や高齢者で口に残ってしまう場合は薄いビニール手袋で掻き出したあげましょう。
下痢が続いた場合には原因が体内から排泄されるのが遅れる可能性があるため安易に下痢止めは飲まないようすることが推奨されています。
また1日に10回以上の下痢、激しい嘔吐、呼吸困難、意識障害など重い症状があれば迷わず病院にかかましょう。

下痢、腹痛、嘔吐、発熱などの症状があるもしくは持続したり段々強くなる場合は我慢せず病院にかかりましょう。

頬や顎の腫れが出た方、ワクチンについては一度病院にかかりましょう。

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