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大胸筋胸肋部 〔肝経〕 筋肉と東洋医学No.13
主要な14筋肉も残り3つとなりました。
さっそく、本日の筋肉についてご紹介しましょう。
【今日の筋肉】
前回は上腕骨を前方に挙上する動きのある
前部三角筋でした。
今回は、ロープなどを上から下に引くときに働く
大胸筋胸肋部〔だいきょうきんきょうろくぶ〕です。
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東洋医学では人体には14本のエネルギーの流れ
があると考えているのですが、
大胸筋胸肋部は「肝径〔かんけい〕」と関係しています。
〔写真〕医道の日本社
「大胸筋」
引用:筋肉を覚えよう
起始: 胸骨および第2~7肋軟骨の前面
停止:上腕骨大結節稜
神経:内・外側胸筋神経 C5~8、Th1
作用:肩関節内転・水平屈曲、(内旋)
経絡:肝経〔AM1~AM3〕
筋反射テストのやり方は、
動画を観ながらマネをしてみて下さい。
【やり方】
<セルフ>
手のひらを外に向け、肘を伸ばした状態で
腕を前に90度挙げます。
次に斜め上に腕を上げ(グリコ)ます。
数回繰り返してみて下さい。
腕をグリコの状態から下ろす時に
緊張する筋肉が大胸筋胸肋部です。どうですか?
動かしたときに左右同じように感じますか?
どちらかの動きにぎこちなさや重たさ、
あるいは痛みを感じるかもしれません。
楽にスイスイ動けば正常です。
<セッション>
近くに手伝ってくれる人がいれば、
肩を支えて安定させた状態で、
手首より少し肘よりの部分を斜め上に引いてもらいます。
あなたは、息を止めずに楽にその場所で
止めて居られれば、大胸筋がしっかりと
機能しているということです。
【バランス調整】
カチッと止まっている気がしなかったり、
動きにぎこちなさや重たさ、痛みを感じた人は
肝経のエネルギーを流してみましょう。
肝経は、足の第1趾から始まり
下腿と大腿の内側を通り腹部まで 流れています。
〔写真〕医道の日本社
足から下肢の内側を通り胸に向かって
3回ほど撫であげます。
<再テスト>
もう一度、動かしてみたり、
押して圧をかけてもらってください。
先ほどより楽になっているでしょう。
他にもバランス調整方法は有りますので、
うまくいかなくても安心してくださいね。
学校説明会や公式クラスで詳しくお伝えします。
筋肉と東洋医学の気の流れは
関係しているなんてビックリですよね。
ジョージ・グッドハート博士が
この関係を見つけたんですよ。
アプライドキネシオロジー 〔以下AK〕という
徒手療法としてまとめあげられているんですが、
このテクニックに出会った時は
カラダの中に電気が走るほどに衝撃的でした。
AKの開発に携わっていたジョン・シー博士は、
筋肉と感情(ココロ)の関係をさらに発展させて、
タッチフォーヘルス〔以下TFH〕という
新しいテクニックをリリースしたんですよ。
心とカラダは繋がっていることは
誰もがなんとなく知っていますよね。
東洋医学も「心身一如〔しんしんいちにょ〕」、
肉体と精神は一体のもので切り離すことができない
という哲学を大切にしていますので、
これまた衝撃的でした。
タッチフォーヘルスは、はり師・きゅう師にも
是非とも身に付けて貰いたいテクニックです。
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