教えて！あるぽよ　⑦〇〇は許可を貰ってから！

学生（ミク）：
「 あなたの仕事を一般の人に説明してください 」
と授業で言っていたでしょ。
正直、普通の人にどうやって伝えたらいいのか？
考えちゃった！

学生（リク）：
そうだよね、
僕たちは「 はりきゅう 」って当たり前になっているけど、
普通の人は良く知らないんだよね。
ミクちゃんはなんて説明する？

学生（ミク）：
「 鍼とお灸を使ってツボに刺激して、
その人の持っている自然治癒力をあげて健康にする仕事 」かなぁ。
リク君は？

学生（リク）：
「 鍼とお灸を用いて気の流れを整えてあなたを元気にする仕事 」

あるぽよ：
はりきゅう師の仕事を説明しているの？
とても重要なことよね！
始めて会った人にあなたを上手にプレゼンが出来たら、
そのままお仕事につながるかもしれないもの！

学生（ミク）：
そうよね。でも、いざ説明しろって云われると
言葉が出てこなくなっちゃう！

あるぽよ：
実は話しの中身はそれほど重要ではないって知ってる？
難しいことは伝わらないのは分かるわよね。
でも、分かりやすい話でも伝わるとは限らないの！

学生（リク）：
そうなんだ！
じゃ、どうやって伝えるの？

あるぽよ：
良い質問ね！
人は自分の興味関心の無いことは受け付けないのよ！
だから、どんなに言葉で説明しようとしても無理なの。

学生（ミク）：
興味関心を持ってもらうことが先ということ？

あるぽよ：
ミクちゃん、その通り！
例えば、誰かに会って自己紹介するとしたら、
「 〇〇さんはどんなことをされているんですか？ 」
と先に聞いちゃうのがコツなの！

学生（リク）：
自己紹介ではなく聴くの？

あるぽよ：
そう、先ず相手の話をじっくりと聞くのよ！
”この人の問題に寄り添えるかなぁ”と思って聞くの。
人はある程度話すと満足するからそのうち終わるから。
「ところであなたは何をされているんですか？」と
相手から話す許可が出てから話すの。

学生（ミク）：
そうか、聞く準備ができたということね！

あるぽよ：
そう、ミクちゃんその通り！
準備ができていない人に云っても受け取らないので、
相手から聞かせて欲しいと言われてからしゃべるの！

学生（リク）：
聞かれなかったら？

あるぽよ：
自己紹介せずに終わるわよ。
云っても伝わらないから結果は同じなの。
でも、聞いてくれるタイミングになったら、
何を喋っても理解してくれようとするもんなのよ。

学生（ミク）：
で、どんなことを話せばいいの？

あるぽよ：
相手の話の中で自分が関われそうなことについて、
「 〇〇の問題を解決する仕事しています 」というの。
そうするとますます興味を持ってくれるわ！
でも、ベラベラ喋らないで相手から
「 もっと詳しく聞かせてください 」と云われたら、
もう少し詳しく話すの！

学生（ミク）：
面白い、私もやってみたい！
リク君、練習しましょうよ！

キネシオロジー × はりきゅう

今日は「 伝え方 」の話みたいですね。

ポイントは、”許可を貰ってから話す！”です。

あるぽよの云う通り、基本、人は喋りたがりです。
相手の云うことは聞かずに自分のことばかり
喋ってくる人が多いんですよ。
だから、聞き上手の人は基本的には好かれます。

そんな人に聞いてもらうのはほんとに大変です。
自分の興味関心が無い事には耳を傾けませんからね。

ですから、ちょっとした工夫が要ります。
コツは、”相手の興味関心のあることに寄せる”です。
自分のことを話す前にすることは距離を縮めること。

相手の話に寄せることで距離が縮まります。
”この人とは気が合うかも！”
こう思わせてから伝えないと何も聞いてもらえないんです。

一度、距離が縮まれば相手のことも知りたいと思い、
理解をしようとして話を聞いてくれます。

面倒くさい生き物ですよね。
でも、本当に伝えたいのなら工夫をして話さないと
目的が達成できないんですよ。

私も、異業種交流会なのでは…
「 〇〇さんはどんなお仕事をされているんですか？ 」
から始まって、しばらく話をじっくりと聞きます。

例えば、その話の中で「 最近 、腰が辛くて… 」なんて
中身が含まれていたら拾っておきます。
そして、「 あなたは、何をされているんですか？ 」
と聞かれたらはじめてこう答えます。

「 ツライ腰をすっきりとさせる仕事してます！ 」

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