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鍼灸学科

大腿四頭筋 〔小腸経〕 筋肉と東洋医No.7

 

さっそく、筋肉についてご紹介しましょう。

 

【今日の筋肉】

前回は肩甲骨の前面から上腕骨へと繋がっている

肩甲下筋でした。

 

今回は太ももの前面のふくらみを作る下肢における

最大の筋で、坐位から立ち上がる時などに強く緊張する

大腿四頭筋〔だいたいしとうきん〕です。

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大腿四頭筋は、以下の4つの筋肉からなっています。

・大腿直筋〔だいたいちょっきん〕

・内側広筋〔ないそくこうきん〕

・中間広筋〔ちゅうかんこうきん〕

・外側広筋(がいそくこうきん)

 

骨盤や大腿骨から始まり膝蓋骨〔しつがいこつ〕を経て

脛骨の膝蓋粗面〔しつがいそめん〕に付着して、

膝を伸ばしたり、股関節を前に曲げたりしています。

〔写真〕医道の日本社

 

東洋医学では人体には14本のエネルギーの流れ

があると考えているのですが、

大腿四頭筋は「小腸経〔しょうちょうけい〕」

と関係しています。

 

引用:筋肉を覚えよう

起始:大腿直筋:下前腸骨棘〔かぜんちょうこつきょく〕

   内側広筋:粗線内側唇〔そせんないそくしん〕

   中間広筋:大腿骨前面〔だいたいこつぜんめん〕

   外側広筋:粗線外側唇〔そせんがいそくしん〕

停止:膝蓋骨につき、膝蓋靱帯を経て脛骨粗面におわる

神経:大腿神経

作用:膝関節の伸展、大腿直筋は股関節の屈曲

経絡:小腸経〔PM1~3〕

 

 

筋反射テストのやり方は、

動画を観ながらマネをしてみて下さい。

 

 

【やり方】

<セルフケア>

膝を曲げて大腿を90度近くまで上げ、

つま先は膝よりも少し身体の前にくるようにする。

次にゆっくりと膝を下ろしながら伸ばすように

数回繰り返してみて下さい。

 

 

膝をあげながらつま先を前にくるような

動作をした時に緊張する筋肉が大腿四頭筋です。どうですか?

動かしたときに左右同じように感じますか?

 

 

どちらかの動きにぎこちなさや重たさ、

あるいは痛みを感じるかもしれません。

楽にスイスイ動けば正常です。

 

<セッション>

近くに手伝ってくれる人がいれば、

動画の様に太ももの前面と足首の少し上に手をかけて

膝を下ろす方向とつま先をお尻の方向に押してもらいます。

身体を支えにしてもらうと安定します。←動画

 

あなたは、息を止めずに楽にその場所で

止めて居られれば、大腿四頭筋がしっかりと

機能しているということです。

 

 

【バランス調整】

カチッと止まっている気がしなかったり、

動きにぎこちなさや重たさ、痛みを感じた人は

小腸経のエネルギーを流してみましょう。

 

 

小腸経は、小指の尺側(小指側)から始まり、

腕の後外側を通って肩関節に出て肩甲骨をめぐって

頸あがり頬を経由して耳の前まで 流れています。

〔写真〕医道の日本社

 

小指から腕の後を上がって肩、首や頬を通って耳の前まで

3回ほど撫であげます。

 

 

もう一度、動かしてみたり、

押してもらってください。

先ほどより楽になっているでしょう。

出典:完全版 タッチフォーヘルス

 

他にもバランス調整方法は有りますので、

うまくいかなくても安心してくださいね。

 

学校説明会や公式クラスで詳しくお伝えします。 

 

 

筋肉と東洋医学の気の流れは

関係しているなんてビックリですよね。

ジョージ・グッドハート博士が

この関係を見つけたんですよ。

 

 

アプライドキネシオロジー 〔以下AK〕という

徒手療法としてまとめあげられているんですが、

このテクニックに出会った時は

カラダの中に電気が走るほどに衝撃的でした。

 

 

AKの開発に携わっていたジョン・シー博士は、

筋肉と感情(ココロ)の関係をさらに発展させて、

タッチフォーヘルス〔以下TFH〕という

新しいテクニックをリリースしたんですよ。

 

 

心とカラダは繋がっていることは

誰もがなんとなく知っていますよね。

 

 

東洋医学も「心身一如〔しんしんいちにょ〕」、

肉体と精神は一体のもので切り離すことができない

という哲学を大切にしていますので、

これまた衝撃的でした。

 

タッチフォーヘルスは、はり師・きゅう師にも

是非とも身に付けて貰いたいテクニックです。

 

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<過去のブログ>

肩甲下筋〔心経〕筋肉と東洋医学No.6

広背筋〔脾経〕筋肉と東洋医学No.5

大胸筋鎖骨部〔胃経〕筋肉と東洋医学No.4

大円筋〔督脈〕筋肉と東洋医学No.3

棘上筋〔任脈〕筋肉と東洋医学No.2

プロローグ 筋肉と東洋医学No.1