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鍼灸学科

肩甲下筋 〔心経〕 筋肉と東洋医No.6

さっそく、筋肉についてご紹介しましょう。

 

【今日の筋肉】

前回は背中の広い部分についた広背筋でした。

 

今回は肩甲骨の前面から上腕骨へと繋がっている

肩甲下筋〔けんこうかきん〕です。

  

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肩甲下筋は肩関節の動的安定化機構(回旋筋腱板)を

構成する4つの筋肉のうちの一つで、

肩の関節を内側にまわすときに働きます。

 

 

*回旋筋瞼板〔かいせんきんけんばん〕

 棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋

〔写真〕医道の日本社

 

東洋医学では人体には14本のエネルギーの流れ

があると考えているのですが、

肩甲下筋は「心経〔しんけい〕」と関係しています。

引用:筋肉を覚えよう

 

起始:肩甲骨の前面

停止:上腕骨の小結節

神経:C5、C6 肩甲下神経

作用:肩関節内旋

経絡:心経

 

 

筋反射テストのやり方は、

動画を観ながらマネをしてみて下さい。

 

【やり方】

<セルフケア>

かかしの様に両腕を広げ肘を90度曲げて

肩関節を内旋(肘から先を足の方に向けてたらす)する。

次に外旋(肘から下を天井に向けて上がる)するように

数回繰り返してみて下さい。

 

 

天井に向けた手を下ろす動作をした時に緊張する筋肉が

肩甲下筋です。どうですか?

動かしたときに左右同じように感じますか?

 

 

どちらかの動きにぎこちなさや重たさ、

あるいは痛みを感じるかもしれません。

楽にスイスイ動けば正常です。

 

<セッション>

近くに手伝ってくれる人がいれば、

動画の様に前腕の下部に手をかけて

レバーを引くように手前に軽く引いて貰います。

反対側の手で肘を支えてもらうと

安定します。←動画

 

 

あなたは、息を止めずに楽にその場所で

止めて居られれば、肩甲下筋がしっかりと

機能しているということです。

 

 

【バランス調整】

カチッと止まっている気がしなかったり、

動きにぎこちなさや重たさ、痛みを感じた人は

心経のエネルギーを流してみましょう。

 

 

心経は、わきの下から始まり、

上腕内側面の内側縁、前腕の前面尺側を走り、

小指の橈側(親指側)まで 流れています。

〔写真〕医道の日本社

 

わきの下から小指に向けて腕の前面を3回ほど

撫でなでおろします。

 

 

もう一度、動かしてみたり、

押してもらってください。

先ほどより楽になっているでしょう。

 

 

他にもバランス調整方法は有りますので、

うまくいかなくても安心してくださいね。

出典:完全版 タッチフォーヘルス

 

学校説明会や公式クラスで詳しくお伝えします。 

 

 

筋肉と東洋医学の気の流れは

関係しているなんてビックリですよね。

ジョージ・グッドハート博士が

この関係を見つけたんですよ。

 

 

アプライドキネシオロジー 〔以下AK〕という

徒手療法としてまとめあげられているんですが、

このテクニックに出会った時は

カラダの中に電気が走るほどに衝撃的でした。

 

 

AKの開発に携わっていたジョン・シー博士は、

筋肉と感情(ココロ)の関係をさらに発展させて、

タッチフォーヘルス〔以下TFH〕という

新しいテクニックをリリースしたんですよ。

 

 

心とカラダは繋がっていることは

誰もがなんとなく知っていますよね。

 

 

東洋医学も「心身一如〔しんしんいちにょ〕」、

肉体と精神は一体のもので切り離すことができない

という哲学を大切にしていますので、

これまた衝撃的でした。

 

タッチフォーヘルスは、はり師・きゅう師にも

是非とも身に付けて貰いたいテクニックです。

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<過去のブログ>

広背筋〔脾経〕筋肉と東洋医学No.5

大胸筋鎖骨部〔胃経〕筋肉と東洋医学No.4

大円筋〔督脈〕筋肉と東洋医学No.3

棘上筋〔任脈〕筋肉と東洋医学No.2

プロローグ 筋肉と東洋医学No.1