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大胸筋鎖骨部 〔胃経〕 筋肉と東洋医学No.4
さっそく、筋肉についてご紹介しましょう。
【今日の筋肉】
前回は肩甲骨の下の方にある大円筋でした。
今回は上半身の胸の部分についている筋肉で
胸板をつくる筋肉として有名な
大胸筋〔だいきょうきん〕です。
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正確には上部(大胸筋鎖骨部)と
下部(大胸筋胸肋部)に分かれています。
この筋肉は腕を押し出したり閉じたりする動作
に関与しています。
〔写真〕医道の日本社
人体には14本の気の流れがあると
考えているのですが、
大胸筋鎖骨部はそのうちの
「胃経〔いけい〕」と関係しています。
引用:筋肉を覚えよう
起始:鎖骨の内側前方1/2
停止:上腕骨大結節稜
神経:外側胸筋神経〔腕神経叢(C5~C6、C7)前枝〕
作用:肩関節の屈曲・内転・内旋
経絡:胃経
筋反射テストのやり方は、
動画を観ながらマネをしてみて下さい。
【やり方】
<セルフ>
両手の甲を合わせた前にならえの位置から
斜め下に開くように下ろし、また戻す動作を
数回繰り返してみて下さい。
開いた状態から戻ってきた時に緊張している
筋肉が大胸筋鎖骨部です。どうですか?
動かしたときに左右同じように感じますか?
どちらかの動きにぎこちなさや重たさ、
あるいは痛みを感じるかもしれません。
楽にスイスイ動けば正常です。
<セッション>
近くに手伝ってくれる人がいれば、
動画の様に腕を斜め下に軽く引いて貰います。
反対側の手で反対側の肩を支えてもらうと
安定します。←動画
あなたは、息を止めずに楽にその場所で
止めて居られれば、大胸筋鎖骨部がしっかりと
機能しているということです。
【バランス調整】
カチッと止まっている気がしなかったり、
動きにぎこちなさや重たさ、痛みを感じた人は
胃経のエネルギーを流してみましょう。
胃経は、顔を洗うように目の下から
アゴまで下したらオデコまで上る気の流れと
身体の前面を通り足の第2趾まで
流れていますので、
〔写真〕医道の日本社
顔から足に向けて3回ほど
撫でおろします。
もう一度、動かしてみたり、
押してもらってください。
先ほどより楽になっているでしょう。
他にもバランス調整方法は有りますので、
うまくいかなくても安心してくださいね。
学校説明会や公式クラスで詳しくお伝えします。
筋肉と東洋医学の気の流れは
関係しているなんてビックリですよね。
ジョージ・グッドハート博士が
この関係を見つけたんですよ。
アプライドキネシオロジー 〔以下AK〕という
徒手療法としてまとめあげられているんですが、
このテクニックに出会った時は
カラダの中に電気が走るほどに衝撃的でした。
AKの開発に携わっていたジョン・シー博士は、
筋肉と感情の関係をさらに発展させて、
タッチフォーヘルス〔以下TFH〕という
新しいテクニックをリリースしたんですよ。
心とカラダは繋がっていることは
誰もがなんとなく知っていますよね。
東洋医学も「心身一如〔しんしんいちにょ〕」、
肉体と精神は一体のもので切り離すことができない
という哲学を大切にしていますので、
これまた衝撃的でした。
タッチフォーヘルスは、はり師・きゅう師にも
是非とも身に付けて貰いたいテクニックです。
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