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大腰筋 〔腎経〕 筋肉と東洋医学No.9
ここまで主要な14筋肉のうちの8つを紹介しました。
さっそく、本日の筋肉についてご紹介しましょう。
【今日の筋肉】
前回は腓骨から足の外側に伸びている腓骨筋でした。
今回は上半身と下半身をつなぐインナーマッスルで、
姿勢のために最も重要な筋肉のひとつ
大腰筋〔だいようきん〕です。
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東洋医学では人体には14本のエネルギーの流れ
があると考えているのですが、
大腰筋は「腎経〔じんけい〕」と関係しています。
〔写真〕医道の日本社
起始:全腰椎の肋骨突起、
第12胸椎~第4腰椎の椎体と椎間円板
停止:大腿骨小転子
神経:腰神経叢
作用:股関節の屈曲(大腿の前方挙上)
下腿を固定すると上半身が前に曲がる
経絡:腎経〔PM5~7〕
引用:筋肉を覚えよう
筋反射テストのやり方は、
動画を観ながらマネをしてみて下さい。
【やり方】
<セルフ>
脚を斜め45度前にだして、つま先を外側に向けます。
インサイドキックの要領で前後に動かします。
数回繰り返してみて下さい。
脚を後ろから前に蹴りだす動作をした時に
緊張する筋肉が大腰筋です。どうですか?
動かしたときに左右同じように感じますか?
どちらかの動きにぎこちなさや重たさ、
あるいは痛みを感じるかもしれません。
楽にスイスイ動けば正常です。
<セッション>
近くに手伝ってくれる人がいれば、
体を支えて安定させた状態で、前に出した脚の
足首より少し膝よりの部分を手前に押してもらいます。
足先が外に向いていることを確認してください。
あなたは、息を止めずに楽にその場所で
止めて居られれば、大腰筋がしっかりと
機能しているということです。
【バランス調整】
カチッと止まっている気がしなかったり、
動きにぎこちなさや重たさ、痛みを感じた人は
腎経のエネルギーを流してみましょう。
〔写真〕医道の日本社
腎経は、足裏の有名なツボ〔湧泉〕から始まり、
足首、下腿の内側、膝、大腿の内側を通り、
恥骨の端を通り腹部の真ん中に近い部分を上がり
鎖骨の内側まで 流れています。
足裏から脚部の内側、身体の前面を通って
鎖骨まで3回ほど撫であげます。
<再テスト>
もう一度、動かしてみたり、
押して圧をかけてもらってください。
先ほどより楽になっているでしょう。
他にもバランス調整方法は有りますので、
うまくいかなくても安心してくださいね。
学校説明会や公式クラスで詳しくお伝えします。
筋肉と東洋医学の気の流れは
関係しているなんてビックリですよね。
ジョージ・グッドハート博士が
この関係を見つけたんですよ。
アプライドキネシオロジー 〔以下AK〕という
徒手療法としてまとめあげられているんですが、
このテクニックに出会った時は
カラダの中に電気が走るほどに衝撃的でした。
AKの開発に携わっていたジョン・シー博士は、
筋肉と感情(ココロ)の関係をさらに発展させて、
タッチフォーヘルス〔以下TFH〕という
新しいテクニックをリリースしたんですよ。
心とカラダは繋がっていることは
誰もがなんとなく知っていますよね。
東洋医学も「心身一如〔しんしんいちにょ〕」、
肉体と精神は一体のもので切り離すことができない
という哲学を大切にしていますので、
これまた衝撃的でした。
タッチフォーヘルスは、はり師・きゅう師にも
是非とも身に付けて貰いたいテクニックです。
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