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鍼灸学科

腓骨筋 〔膀胱経〕 筋肉と東洋医学No.8

ここまで主要な14筋肉のうちの7つを紹介しました。

さっそく、筋肉についてご紹介しましょう。

 

【今日の筋肉】

前回は太ももの前面のふくらみを作る大腿四頭筋でした。

 

今回は腓骨から足の外側に伸びている

腓骨筋(ひこつきん)です。

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〔写真〕医道の日本社

 

東洋医学では人体には14本のエネルギーの流れ

があると考えているのですが、

腓骨筋は「膀胱経〔ぼうこうけい〕」

と関係しています。

 

引用:筋肉を覚えよう

起始:長腓骨筋:腓骨上部の外側面・腓骨頭、脛骨外側顆

   短腓骨筋:腓骨下部の外側面

   第3腓骨筋:腓骨下部の前面

停止:長腓骨筋:内側楔状骨、第1中足骨

   短腓骨筋:第5中足骨〔基底部〕

   第3腓骨筋:第5中足骨〔基底部〕

神経:長腓骨筋:浅腓骨神経

   短腓骨筋:浅腓骨神経

   第3腓骨筋:深腓骨神経

作用:長腓骨筋:足関節の外がえし・底屈

   短腓骨筋:足関節の外返し・底屈

   第3腓骨筋:足関節の外返し・背屈

経絡:膀胱経〔PM3~5〕

 

 

筋反射テストのやり方は、

動画を観ながらマネをしてみて下さい。

 

【やり方】

<セルフ>

足の親指側を持ち上げないように

足の小指側が頭の方を向くようにつま先をあげます。

次にゆっくりと小指を床の方に下ろします。

数回繰り返してみて下さい。

 

かかとを支点に足の甲を頭の方に反らせる

動作をした時に緊張する筋肉が腓骨筋です。どうですか?

動かしたときに左右同じように感じますか?

 

どちらかの動きにぎこちなさや重たさ、

あるいは痛みを感じるかもしれません。

楽にスイスイ動けば正常です。

 

<セッション>

近くに手伝ってくれる人がいれば、

かかとを支点にして足の甲を反らせた時に

圧は足の甲の小指側にかけて中心線に向けて

下内側方向に押してもらいます。

片方の手でかかとを支えて固定すると安定します。

 

あなたは、息を止めずに楽にその場所で

止めて居られれば、腓骨筋がしっかりと

機能しているということです。

 

 

【バランス調整】

カチッと止まっている気がしなかったり、

動きにぎこちなさや重たさ、痛みを感じた人は

膀胱経のエネルギーを流してみましょう。

 

 

膀胱経は、目の内側から始まり、頭を上がってから

後側を下り項(うなじ)を通り背骨のすぐ脇を下って

臀部を経て大腿の後面を下り膝に至ります。<第1行線>

 

項にもどり第1行線の外側を下り臀部を経て<第2行線>

大腿および下腿部の後面を通り第5趾外側まで 流れています。

〔写真〕医道の日本社

 

目の内側から 頭頂、項、脊中、臀部、下肢

後面を通り第5趾外側 まで3回ほど撫でおろします。

 

<再テスト>

もう一度、動かしてみたり、

押して圧をかけてもらってください。

先ほどより楽になっているでしょう。

 

 

他にもバランス調整方法は有りますので、

うまくいかなくても安心してくださいね。

出典:完全版 タッチフォーヘルス

 

学校説明会や公式クラスで詳しくお伝えします。 

 

 

筋肉と東洋医学の気の流れは

関係しているなんてビックリですよね。

ジョージ・グッドハート博士が

この関係を見つけたんですよ。

 

 

アプライドキネシオロジー 〔以下AK〕という

徒手療法としてまとめあげられているんですが、

このテクニックに出会った時は

カラダの中に電気が走るほどに衝撃的でした。

 

 

AKの開発に携わっていたジョン・シー博士は、

筋肉と感情(ココロ)の関係をさらに発展させて、

タッチフォーヘルス〔以下TFH〕という

新しいテクニックをリリースしたんですよ。

 

 

心とカラダは繋がっていることは

誰もがなんとなく知っていますよね。

 

 

東洋医学も「心身一如〔しんしんいちにょ〕」、

肉体と精神は一体のもので切り離すことができない

という哲学を大切にしていますので、

これまた衝撃的でした。

 

 

タッチフォーヘルスは、はり師・きゅう師にも

是非とも身に付けて貰いたいテクニックです。

 

 

 

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<過去のブログ>

大腿四頭筋〔小腸経〕筋肉と東洋医学No.7

肩甲下筋〔心経〕筋肉と東洋医学No.6

広背筋〔脾経〕筋肉と東洋医学No.5

大胸筋鎖骨部〔胃経〕筋肉と東洋医学No.4

大円筋〔督脈〕筋肉と東洋医学No.3

棘上筋〔任脈〕筋肉と東洋医学No.2

プロローグ 筋肉と東洋医学No.1