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鍼灸学科

広背筋 〔脾経〕 筋肉と東洋医学No.5 

さっそく、筋肉についてご紹介しましょう。

 

【今日の筋肉】

前回は胸板を作る大胸筋でした。

 

今回は背中の広い部分についた筋肉という意味の

広背筋〔こうはいきん〕です。

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広背筋は、背中から腰、腕へと繋がっていて、

開いた腕を閉じるときや、後ろに挙げるときに働きます。

腕を上・前に伸ばした状態からカラダを

引きつける(引っ張る)動作で使われます。

〔写真〕医道の日本社

 

東洋医学では人体には14本のエネルギーの流れ

があると考えているのですが、

広背筋はそのうちの脾経〔ひけい〕」と関係しています。

引用:筋肉を覚えよう

 

起始:第5胸椎(Th5)~第5腰椎(L5)の棘突起、

   仙骨、腸骨稜、第9~12肋骨

停止:上腕骨の小結節稜

神経:C6~C8 胸背神経(前枝)

作用:肩関節伸展,内転,(内旋)

経絡:脾経

 

筋反射テストのやり方は、

動画を観ながらマネをしてみて下さい。

 

【やり方】

<セルフケア>

ペンギンのように手の甲をお尻に引き寄せた位置から

斜め前に開くように、また戻す動作を

数回繰り返してみて下さい。

 

開いた状態から戻す時に緊張している

筋肉が広背筋です。どうですか?

動かしたときに左右同じように感じますか?

 

 

どちらかの動きにぎこちなさや重たさ、

あるいは痛みを感じるかもしれません。

楽にスイスイ動けば正常です。

 

<セッション>

近くに手伝ってくれる人がいれば、

動画の様に腕を斜め前に軽く引いて貰います。

反対側の手で肩の前を支えてもらうと

安定します。←動画

 

あなたは、息を止めずに楽にその場所で

止めて居られれば、広背筋がしっかりと

機能しているということです。

 

 

【バランス調整】

カチッと止まっている気がしなかったり、

動きにぎこちなさや重たさ、痛みを感じた人は

脾経のエネルギーを流してみましょう。

 

 

脾経は、足の第1趾の内側から始まり、

下肢内側の前縁、体幹の前面を走り、

胸部側面の第6肋骨間まで 流れています。

〔写真〕医道の日本社

 

足から胸に向けて3回ほど

撫でなであげます。

 

 

もう一度、動かしてみたり、

押してもらってください。

先ほどより楽になっているでしょう。

 

 

他にもバランス調整方法は有りますので、

うまくいかなくても安心してくださいね。

出典:完全版 タッチフォーヘルス

 

学校説明会や公式クラスで詳しくお伝えします。 

 

 

筋肉と東洋医学の気の流れは

関係しているなんてビックリですよね。

ジョージ・グッドハート博士が

この関係を見つけたんですよ。

 

 

アプライドキネシオロジー 〔以下AK〕という

徒手療法としてまとめあげられているんですが、

このテクニックに出会った時は

カラダの中に電気が走るほどに衝撃的でした。

 

 

AKの開発に携わっていたジョン・シー博士は、

筋肉と感情(ココロ)の関係をさらに発展させて、

タッチフォーヘルス〔以下TFH〕という

新しいテクニックをリリースしたんですよ。

 

 

心とカラダは繋がっていることは

誰もがなんとなく知っていますよね。

 

 

東洋医学も「心身一如〔しんしんいちにょ〕」、

肉体と精神は一体のもので切り離すことができない

という哲学を大切にしていますので、

これまた衝撃的でした。

 

タッチフォーヘルスは、はり師・きゅう師にも

是非とも身に付けて貰いたいテクニックです。

 

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<過去のブログ>

大胸筋鎖骨部〔胃経〕筋肉と東洋医学No.4

大円筋〔督脈〕筋肉と東洋医学No.3

棘上筋〔任脈〕筋肉と東洋医学No.2

プロローグ 筋肉と東洋医学No.1