マロン先生のやさしい東洋医学　「五行について②」

「 五行のはなし② 」

マロン先生：
東洋医学では自然界に存在するすべてのもは
一定の法則で互いに影響を与えあいながら変化して、
また循環していると考えているの。

１つ目の法則は「 相剋（そうこく）関係 」。

「 剋（こく） 」は克（かつ）/勝という意味ね。
イメージはこんな感じ！

・木剋土（もっこくど）：木は土にかつ
　　木は養分を吸い取って土地を痩せさせる

・火剋金（かこくきん）：火は金にかつ　
　　火は金属を溶かす

・土剋水（どこくすい）：土は水にかつ
　　土はあふれようとする水を堤防でせき止める

・金剋木（きんこくもく）：金は木にかつ
　　金は金属製の斧や鋸で木を切り倒す

・水剋火（すいこくか）：水は火にかつ
　　水は火を消し止める

どう？　イメージできる？
このイメージを図で表すとこんな感じになるの。

ハマグリ君は、誰かに勝とうとしたり、
コントロールしようとしている？

ハマグリ（学生）：
え～、どうだろう？
試合とかだったら相手に勝ちたいと思うけど！

マロン先生：
じゃ、誰かコントロールされていない？
例えば、人とか時間とか…

ハマグリ（学生）：
時間？
あっ、自分で決めていると思っていたけど…
予定がないときにボーっとしていると、
相手のペースに引きずられてカラオケに
付き合っていることある。

マロン先生：
そうね、
自分軸を見失うと相手のペースになって、
他人の人生を歩むことになるわね。

ハマグリ（学生）：
へー、こんなのも五行の関係なんですね。
なんだか深いなぁ。

＜引用＞
・東洋医学のしくみ　新星出版社
・相克と相剋の違いは？

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