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知っていますか?病気のこと 4 帯状疱疹
前回の水痘(すいとう)の原因が水痘帯状疱疹ウイルスと話しましたが、今回は触れなった帯状疱疹についてみていきます。
帯状疱疹は一度水痘にかかった人が数年後に発症する感染症です。
水痘は発疹が消えたのち神経節といわれる場所に潜伏し、患者の免疫が下がったりしたタイミングなどで発症します。ただし全員が発症するというわけではなく、可能性を秘めているということになります。
宮崎県皮膚科医会に属する皮膚科診療所・総合病院を受診した患者様を対象にした大規模疫学調査では2017年の段階では112,267人で平均発症率は1000人に4人が発症していることが分かっています。
学校安全保険法では
「病変部が適切に被覆してあれば接触感染を防げるため、登校可能。ただし、保育所・幼稚園では、免疫のない児が帯状疱疹患者に接触すると水痘にり患しやすいため、感染者は全ての皮疹が痂皮化するまでは保育児と接触しないこと。また、水痘が重症化する免疫不全宿主(水痘ワクチン接種を受けておらず、白血病や免疫抑制剤で治療中の者)がいる場合には、感染予防に対する細心の注意が必要である。」となっています。
要するに発疹を塞げば登校可能であり、保育園や幼稚園では水痘を感染させてしまうのでかさぶたになるまで接触させないとなっています。
水痘に比べ感染力が低いので学校安全保険法の少し緩くなっています。
症状をみていきましょう
水痘帯状疱疹ウイルスは神経に沿って皮膚に神経痛のような痛みを起こします。
皮膚の違和感、かゆみ、しびれ程度からピリピリ、ズキズキするような痛みまで様々な症状を起こします。その後多数の水ぶくれを伴う赤い発疹が帯状(おびじょう)に現れ、徐々に痛みが強くなります。眠れないほど痛むこともしばしばあります。
痛みは左右どちらか一方に現れに数日から 1週間持続し治癒に向かい、2週間ほどでかさぶたになり3週間ほどでかさぶたは剥がれ治ります。
発症部位は主に上肢や胸背部に多いですが人それぞれで発現部位が異なります
治療をみていきましょう
皮膚に痛みや発疹が出てきたら重症化する前に病院にかかりましょう。
病因では抗ウイルス薬を内服しウイルスの増殖を抑えます。痛みに対しては鎮痛薬を内服していきます。
重症化に伴いさらに免疫が低下している場合は抗ウイルス薬の点滴による治療を行っていきます。
ウイルスの増殖が抑えられている状態や軽症であれば抗ウイルス薬の塗り薬を発疹部位に塗ってウイルスの増殖を抑えます。
水痘にかかったことがあり、かゆみだけでなく痛みや発疹が出ていたら病院に行きましょう。
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