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対岸で石を積むアットオフィス・ダッド  〜総合ブログ再開〜

皆さんこんにちは!

法人総務課の塩井です ☺

 

まずは皆さん、先月はブログをお休みしてすみませんでしたm(__)m

私は通信教育課所属の頃から、ほぼ欠かさず毎月ブログを更新してきて、

アルファの『こち亀』を目指していたのですが、

7月は諸般の事情により休載させていただきました ✎

40年という長い期間、しかも週間連載を休まずに続けた

『こち亀』の作者である秋本先生は本当に尊敬しますね ✨

 

さて、今回私が7月のブログを休載した理由として、

実は【産後パパ育休】を取得しておりました!

これは2022年の育児・介護休業法の改正によって施行された育休制度で、

子が生まれてから8週間以内に最大で4週間の育休を2回に分割して取得することが可能であり、

主に男性が出産直後の配偶者とともに育児に専念できる環境を整えることを目的としているようです ➢

 

厚生労働省は2025年7月30日、民間企業で育児休業を取った男性の割合が2024年度調査で40.5%となり、

前年度調査の30.1%から大幅に上昇して過去最高であると発表しました ⤴

国は男性の育休取得率を2025年に50%、2030年に85%とする目標を掲げていますが、

産後パパ育休の普及もあってか、いよいよ実現に近づいてきましたね ✋

 

一方、これもまた厚生労働省が発表した統計によると、

2024年に国内で生まれた日本人の子どもの数が68万6061人となり、

1899年に統計を取り始めて以降、初めて70万人を下回った上に

出生数はすべての都道府県で減少する結果だったとのことです ⤵

なんと国の研究機関の予想より15年ほど早く少子化が進行しているんです (-_-;)

パパ・ママを問わず育休が当たり前のように浸透していくことで

この危機的状況に歯止めがかかると良いのですが…。

 

産後パパ育休中に妻子を連れて参議院選挙と住まいがある横浜市長選挙の投票に伺いましたが、

子どもを抱きかかえている重みなのか、子どもの未来がかかっている重みなのか、

今までよりも慎重にしっかりとえんぴつで投票用紙を記載しました ✍

実は日本の公的な支出の中で教育費が占める割合は8%と、

主に先進国で構成されているOECD(経済協力開発機構)に加盟する36か国中で3番目に低く、

海外からも「日本は若者が減っていくからこそ、教育の質を高め社会を支える人材を育てる必要がある」との

指摘を受けている実態があります ☁

 

私の一票で明日から日本の教育が激変することはないでしょう。

例え、突如莫大な予算を投下したとしても、人材が育つには時間を要し、

いま学んだことが早速実を結び、お腹を満たしてくれるとは限りません…。

ただ「たとえ明日世界が滅びることを知ったとしても、 私は今日りんごの木を植える」という

言葉があるように、明日の生活が直ちに良くならなかったとしても、

自分自身のために使うはずだった時間やお金を少しでも次世代に託し、

皆さんの想いをのせたその一票は、

今日はまだ500年前にマルティン・ルターが植えた苗木ほどまでには育っていないかもしれませんが、

やがて大きなりんごとなる小さな種として、日本中の至るところで芽吹きはじめているはずです ‼

 

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【本校の近況】

①新規メンバー募集中!

本校で、共に働くメンバーを募集中です!

教務部門・通信教育部門・広報部門を中心として、

多彩な経験を発揮してくれるような方からのご応募をお待ちしております m(__)m

詳しくは『マイナビ転職』をご確認の上、お申し込みください。

本校の選考は圧倒的なスピード感で進行するのが特徴で、

最短1ヶ月以内で内定となります。

今からのお申し込みで、この夏の転職も十分実現可能です ‼

是非ともご検討ください ☟

https://alpha-net.ac.jp/recruit/39819/

 

②教職員研修実施!

8月に教職員研修を実施しました ✐

学生が夏休み中、先生とスタッフは何をしているのか気になる方もいるのではないでしょうか…?

もちろん後期に向けて心身を休め、英気を養っているのもありますが、

今年は全教職員を対象に参加必須として研修を実施し、

学生を含む全てのステークホルダーの皆さんに提供される教育サービスの向上に努めています ⤴

普段は学びを提供する我々だからこそ、夏季休業期間中は自身の学びに勤しんでいるんですよ!

 

③秋はスペシャルイベントがいっぱい!

夏が終わればイベント尽くしの秋がやってきます ☀

例年9月頃に行われる『+αのまなびの日』は、

本校通学制及び通信制に在籍する学生の皆さん・保護者の方・友人の方が対象で、

著名人を招いた講演会等が実施されます ✨

また、10月には昨年大変ご好評いただいた『産学連携交流会』を開催します。

本校と深いご縁のある医療・福祉・保育事業者の方々を外部会場にお招きし、

産学連携をテーマに意見交換を行う予定です!

アルファの充実したイベントを楽しみに暑い夏を乗り切りましょう ‼

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私が育休期間に入る直前、今から20年くらい前に放送された

『アットホーム・ダッド』というテレビドラマをふと思い出した…。

まだ当時は男性が働きながら家事や育児を両立することが稀有だったのか、

主人公はある日突然リストラで無職になった元エリート広告マン——。

ストーリーは、その主人公が掃除・洗濯・料理・ご近所付き合い・子育てなどに戸惑いながらも奮闘し、

いわゆる「専業主夫」になりゆく姿を描いたコミカルなものだったと記憶している。

放送当時は中学生であった私の感性も時代にあわせてやや古かったのか、

そのテレビドラマを滑稽なフィクションとして捉え、

ドタバタとせわしなく家事や育児に励む主人公の様子を面白おかしく笑っていたような気がする (-_-;)

 

それから時が流れ、2025年春に『対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜』というテレビドラマを視聴したが、

この物語には専業主婦である主人公・共働きのワーキングマザー・育休中のエリート公務員など、

様々な背景や属性を持つキャラクターが登場し、

家事という終わりのない長時間労働に各々が違ったかたちで苦悩しながら奮闘する様子が描かれていた。

産後パパ育休が始まる前にこのテレビドラマを視聴したときは、

多様性の時代になったものだなと感じる程度であったが、

産後パパ育休が終わってからは不思議とこのテレビドラマの最終回を思い起こし、

主人公の父親が放ったセリフが後から心にじわりと響いてきた———。

 

専業主婦である主人公とわけあって長年仲違いしていたその父親は昔、

すべての家事を亡くなった妻と家出した娘(主人公)に当たり前のように

押しつけていたことを詫びる際に下記のように語りかける…。

 

「簡単な仕事だって思ってた。

料理作るのも掃除も洗濯も買い物も、その気になれば誰にでもできる。

ノルマがあるわけでも、納期があるわけでもない。

そういうものは仕事じゃない、そう思っていた」(一部抜粋)

 

そして自らが作った手料理を眺めながら…

 

「これ…自分だけだったら、適当に手を抜いてもいいかってなるけど、

誰かのためってなるとそうはいかないよな」(一部抜粋)

 

…と切実な想いを口にする。

そのあとも昔は言葉にできなかった「ごめんな」 「ありがとう」 「おいしかったよ」といった

感謝の気持ちを主人公に伝え続ける父親の目からは涙がこぼれ落ちていた…。

 

私も一人暮らしの経験があるので、

掃除・洗濯・料理といった一通りの家事は十分にこなしていると思っていた…。

いや、一人で満足して十分だと思い込んでいたといった方が正しいのかもしれない ⤵

 

できたての熱いミルクを人肌の温度まで冷ましてみて…

一日に何十回とオムツを替えてみて…

汚れた衣服を手洗いしてみて…

寝ても覚めてもただひたすら抱きかかえてみて…

 

確かに納期やノルマこそ無いが、終わりや見返りも無い、我が子のために行う仕事である (‘;’)

この誰かのための家事がどれだけ大変で、でもどれだけ愛情を注いでも尽きることがない、

やりがいに満ちたものなのかを初めて知ったような気がする ☺

ただ、これもまだ序の口なのであろう…。

 

私の場合は妻に助けられ、そして職場の同僚たちに恵まれ、

この度パパ育休から復職し、アットホーム・ダッドならぬ「アットオフィス・ダッド」になった!

これからは家庭と仕事のどちらも「対岸の火事」というわけにはいかない ‼

 

もちろん、家族の数だけ家事のカタチがあり、職場の数だけ仕事のカタチがあり、

対岸からは分からない、それぞれが抱えている楽しみや苦しみがある…。

きっと、向こう岸だけではなく、両岸に青い芝が生い茂っていれば、赤い炎も燃え盛っている。

たとえ明日の家事・仕事が終わらないと知ったとしても、困ったときはお互い様として、

自ら川を泳いで渡り、今日は共に他山の石ならぬ河原の石を積んでいこうではないか———。

 

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