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実習って何やるの?実習で育つソーシャルワークの力|通信制でソーシャルワークをどう学ぶ?
通信制の養成課程での学びについて、以前は「演習」についてご紹介しました。▼
通信制の養成課程での学びは、「座学」「演習」「実習」の3つがあります。
今回はその中で「実習」について書いてみたいと思います!
以前の記事で、“自動車教習所”に例えてお話ししました。
交通ルールや安全運転について学ぶのが「座学」
教習所内で実際に車を動かしてみるのが「演習」
そして、実際に路上へ出て運転するのが「実習」です。
ソーシャルワークの学びも同じです。
「座学」で教科書やレポートで知識を学び、「演習」でソーシャルワークの考え方や技術を練習し、その学びを実際の福祉現場で実践していくのが「実習」です。
◇実習は現場へ行く前から始まっている◇
「実習」と聞くと、実際に現場へ行くことをイメージする方も多いかもしれません。
しかし、実習は現場に行く前から始まっています。
・実習先の調整
まず行うのが実習先の調整です。
本校では、学生の皆さんの希望を伺いながら実習先との調整を進めています。
実習先には、高齢者福祉施設、障害福祉サービス事業所、児童福祉施設、社会福祉協議会、地域包括支援センター、医療機関など、さまざまな機関があります。
同じ福祉の仕事でも、対象となる方や支援の方法はさまざまです。
どのような現場で学ぶのかによって、見えてくるソーシャルワークの姿も少しずつ異なります。
実習先が決まると、実習に向けた準備を進めていきます。
・必要書類の準備
健康診断書などの用意を行い、安全で健康な状態で実習に臨めるよう準備を進めます。
実習先によっては、細菌検査や抗体価検査の結果提出が求められることもあります。
これらは実習生自身の健康を確認するだけでなく、利用者の方々や職員の方々が安心して過ごせる環境を守るためにも大切な準備です。
・事前学習
実習先について調べたり、利用者の方々の特徴や関連する制度について学んだりします。
この事前学習が、実は実習の学びを大きく左右します。
事前に知識を身につけているからこそ、現場での支援を見たときに
「なぜこの支援を行っているのだろう」
「どんな制度が関係しているのだろう」
と考えることができます。
準備をして臨むほど、実習での気づきは増えていきます。
これは私たちの日常生活にも似ています。
初めて訪れる場所について事前に調べたり、新しい仕事を始める前に必要な知識を確認したりすることで、当日の理解や安心感が大きく変わります。
・実習計画書の作成
事前学習をもとに、実習計画書を作成します。
専門職として何を学びたいのか、どのような力を身につけたいのかを整理し、自分なりの目標を立てます。
仕事でも目標を持って取り組むことで学びが深まるように、実習でも目的意識を持つことが大切です。
・事前オリエンテーション
実習前には、実習先で事前オリエンテーションを実施することもあります。
実習先の概要や一日の流れ、守秘義務、実習中の注意事項などについて説明を受けることで、実習への理解を深めていきます。
初めて訪れる場所では、事前に雰囲気やルールを知るだけでも安心感が生まれます。
実習先の職員の方と顔を合わせることで、不安が和らぎ、実習へのイメージも具体的になっていきます。
実習は現場で学ぶ時間ですが、その学びを豊かにする土台は、実習が始まる前の準備の段階から少しずつ築かれていきます。
◇実習では何をするの?◇
実習が始まると、いよいよ現場で学ぶ時間がスタートします。
実習内容は実習先によっても多少は異なりますが、利用者の方々とのコミュニケーションやプログラムへの参加、相談面談やケース会議への同席などを経験します。
また、利用者の方を理解するためのアセスメントや支援計画について学んだり、関係機関を見学したりすることもあります。
教科書の中では「アセスメント」「支援計画」「多職種連携」といった言葉として学んできたことが、現場ではどのように実践されているのかを目の前で見ることができます。
実習指導者の指導を受けながら、利用者の方々の思いや暮らし、支援の背景について考えていきます。
また、実習では利用者の方だけを見るのではなく、その人を取り巻く環境にも目を向けます。
家族や地域、制度、社会資源など、さまざまな要素が暮らしに影響していることに気づきます。
テキストだけでは学べない現場の空気や人との関わりに触れられることこそ、実習の大きな魅力です。
◇実習が終わってからも学びは続く◇
実習の日程が終わったからと言って、実習の学びが終わりではありません!
大切なのは「事後学習」です。
現場で感じたことや学んだことを振り返り、言葉にして整理していきます。
すると、
「もっと制度について学びたい」
「相談援助技術について理解を深めたい」
「多職種連携について考えてみたい」
といった新たな課題や関心が見えてきます。
その気づきを再び「座学」や「演習」につなげていくことで、学びはさらに深まっていきます。
以前の記事でもお伝えしたように、「座学」「演習」「実習」はそれぞれが独立しているわけではありません。
学んで、やってみて、振り返る。
その繰り返しの中で、ソーシャルワーク専門職としての力が育まれていきます。
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