ブログBlog
明日は良い天気?悪い天気? 〜アルファに秋が到来〜
皆さんこんにちは!
法人総務課の塩井です ☺
ここ最近、朝はグッと涼しくなり、
くしゃみで起きるようになりましたが、日中はまだセミが鳴いているような夏の空ですね ☀
皆さんは1日の始まりに天気予報をチェックしますか…?
洗濯物をなるべく外干ししたい私は天気予報を毎朝チェックするのですが、
最近突然の雷雨が多く「今日は良い天気」という放送を信じ、
せっかくお気に入りのTシャツや寝汗で汚れた布団のシーツを干してきたのに、
外出中に水浸しになってしまうことがしばしばあります(泣)
実は私は雨男をこえた「雪男」で、昔意中の相手とやっとの想いでこぎつけたデートの当日、
ほぼ日本全国が晴天であったのに、何故かその土地にだけ局地的に雪が降り、
慌てて駆け込んだ地元の喫茶店の店主も「こんなのははじめてだ」と
驚きながら傘を貸してくれたことがあります ⛆
おっといけない…
本校の公式ブログで情報発信を担う身として気をつけなければならない表現がありましたね (-_-;)
実はアナウンサーや気象予報士は基本的には「良い天気・悪い天気」という表現を用いることは無く、
晴れを良い、雨を悪いと呼ぶのはあくまでも俗称です!
これは、気象庁が報道機関などの意見をもとに、天気予報などに使う「予報用語」を定めているからです。
例えば、かつての私のように意中の相手とのデートを楽しみに待っているような場合は、
当然晴れを良い天気と呼びます。
一方で、農業を営んでいる方や雨具を売っている方にとっては、
むしろ雨が豊作や利益をもたらす良い天気となります。
このように、人や状況によって解釈が変わってしまう曖昧な表現を避け、
可能な限り正確に天気を伝えるために「明確さ」「平易さ」「聞き取りやすさ」「時代への適応」の
4点を原則として予報用語は定められています ✐
それでは、良い天気と悪い天気は一体どのように言い換えたら正しいのかというと、
一般的に良い場合は「さわやかな天気」など、一般的に悪い場合は「ぐずついた天気」などと表現するのが、
天気予報においては望ましいようです ☁
そもそも、目に見えず実態が掴めないものは「気」でできているという朱子学の考え方から、
人々は空模様のことを「天気」と呼ぶようになりました。
今でこそ科学が発達し、天気のメカニズムはある程度分かりますが、
昔の人からすれば突然上から水や氷が降ってきたり、
遠くでピカッと光ったと思いきや、近くでゴロゴロと大きな音が鳴り響くのですから、
時には恵みをもたらし、時には災厄をもたらす、よくわらない畏敬の対象だったに違いありません !!
もしかしたら人も天気と同じなのかもしれないですね!
確かに姿は見えているものの心まで覗き込むことはできない…。
「元気」な時があれば「病気」の時もある。
「陽気」な人がいれば「陰気」な人もいる。
絶対的な「良い人・悪い人」は存在せず、場所や時によって、見え方が変わってくる。
「男心・女心と秋の空」とはよく言ったもので、人も天気も移ろうのであれば、
相手を常に良し悪しや好き嫌いで見るのではなく、
「たまたまお互いぐずついた気分だったのだろう」「自分から爽やかに挨拶してみよう」と
今日の夜空を見上げてみれば、明日の青空の下、局地的な「人気」の雨が降り注ぐことでしょう―――。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【本校の近況】
①『+αのまなびの日』開催
9月末に『+αのまなびの日』を開催しました ✨
午前中は著名な講師を招いた全5つのテーマ別講演会、
午後は学科間の垣根をこえたシャッフル交流会でした ♪
参加してくださった学生の皆さま、お越しいただいた特別講師の皆さま、
そしてこのイベントを実現するまで念入りに準備してくださった教職員の皆さま、
本当にありがとうございました m(__)m
↓スタッフがイベントを丁寧に飾り付けします✿↓

↓午前中は講演会でまなびを深めました✐↓

↓午後は学科間の垣根をこえた交流です♪↓

↓学生・教職員が一緒にサンドイッチをつまみながらゲームを楽しみました⤴↓


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
今はまだ見る人によって良し悪しが分かれる天気であるが、
最近は局地的な大雨や最高気温35℃以上の「猛暑」を更に上回る
最高気温40℃以上の「酷暑」が日本列島を襲い、
誰にとっても悪い状況になりつつある ⤵
驚くことに沖縄が「避暑地」と呼ばれはじめるくらい
日本の気候は日々変化しており、国内の農業もいわゆる「北のりんご・南のかんきつ」から
マンゴーやバナナといったトロピカルフルーツの栽培にシフトしてきている実態があるようだ ☀
海外も同じで、ヨーロッパはエアコンの普及率が僅か20%程度にも関わらず、
スペイン・ポルトガル・フランス等の一部地域で連日40℃を超える猛烈な暑さが続いているとのこと…。
今から4000年以上も前から今とほぼ変わらない姿形を保ち、人々を日差しや雨から守り続けている傘 ☔
太古の昔から変わることなく、今に受け継がれ、世界中で愛用されているということは、
それが最適な形状であり、最大の効果をもたらす、人類史上において最も偉大な発明の一つともいえる!
今まで、傘が長い歴史の中で変わることはなかったが、
天気によって長い歴史は変えられてきたはずだ…。
「ときは今、あめが下しる五月哉」
「本日天気晴朗ナレドモ波高シ」
「雨ニモマケズ…」
今、世界は温暖化ならぬ「沸騰化」しながら、4000年後の遠い未来へ向かおうとしている。
これからも変わらない傘の下、変わる天下を詠むことはできるのだろうか―――。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
学校法人西田学園 アルファ医療福祉専門学校
~筆者のツブヤキ~
「本日天気晴朗ナレドモ波高シ」は『坂の上の雲』(著:司馬遼太郎)という歴史小説にも登場する有名な一節であり、
この物語で描かれている数ある名シーンの一つではないでしょうか。
秋山真之という登場人物(海軍の参謀)が発した暗号文であり、単純に天候を知らせただけに見えますが、
この僅か13文字が多くの状況・情報・分析を正確且つ端的に伝えており、
日本のその後の命運を大きく変え、現代でも名文として語り継がれています。