ブログBlog
人間は精密な機械?
「人間は極めて精密な機械」であり…
授業で医療概論という教科を教えているんですが、
第2章で「東洋医学と西洋医学の考え方の違い」を話すときに
思い出すのが30年前に活法の師匠から教わった「世界観」です。
「丸ごとのカラダを観ろ」
丸ごとの身体とは、ココロ〔心〕、身体〔身〕、霊〔神〕のこと。
人は、この三位が一体となったものと考えるんですね。
身体はともかく、心と霊でしたから最初はビックリ
活法では、身体を整える「整体術」、心を整える「整心術」、
気〔エネルギー〕を整える「浄心術」などのクラスで
骨格調整、筋肉調整、自律神経調整、催眠、心中言語、浄霊…
など様々な調整を学びます。
*活法〔かっぽう〕とは殺法〔さっぽう〕の対義語
学びの中に「陰陽」という考え方が出てきて、
「めちゃ面白い」と思ったのが
東洋医学〔鍼灸〕の学校に入学するきっかけになりました。
周りには、はり術、きゅう術に興味を持たれて
この世界に入ってきた方が多いなか、
学生時代からこの辺はみんなと違っていたんですよ。
「全人的医療(ホリスティック・メディスン)」に興味があることなんだ
と思ってからは、「はり」「きゅう」だけにとどまらず
心理学、カウンセリングやコーチング、ヒーリングなど
色々な学びを続けました。
話を戻しましょう。
最初の一文は西洋医学の中心原理の「人間機械論」です。
人体とは、心臓・肝臓・腎臓・肺・脳・筋肉・骨格などのような
部品(臓器・器官)から構成されているという考え方ですね。
車が故障したときは、壊れた部品を新しいものと取り替えます。
腎臓が壊れたら、心臓が壊れたら、それぞれ新しい腎臓や心臓と
取り替えれば大丈夫という発想が成り立ちますよね。 ← 「臓器移植」
では、東洋医学の原則は?
人間を全体的に観察し、その患者の全体をめぐる「気」の
バランスの乱れを診察し、その乱れをいち早く
もとに戻るように対応すること。
人間を分割して臓器だけに病気の原因を求めるのではなく、
全体との関係の中で考えていくんですよ
僕は断然こっちが好きです
次回へつづく
p.s.
クラスには色んなきっかけで学んでいる人がいますよ
男女も半々(最近は女性が多い)、年齢層もまちまちです。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
オープンキャンパスに出かけよう!
オープンキャンパスってどんなことするんだろう?ちょっと不安…
そんな方は過去のブログ→オープンキャンパスって何するの?|д゚)
ご覧いただくと半日の流れが分かりますよ