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鍼灸学科

鍼で麻酔

知り合いの医師は、鍼麻酔をご自身の目でご覧になったそうです。

私は本や話で聞いてたことがあるだけなので実際に見たことはありません。

 

詳しく聞くと、1972年に中国との国交回復してから中国医師団が日本の病院に来日して、胆のうの摘出手術を鍼麻酔だけで行ったそうです。患者は現在のような全身麻酔ではないので、意識があるなかでの開腹手術だったとのことです。

現在のような全身麻酔のようにまったく痛みを感じなくなるのではなく、痛みを感じにくくなるようで患者は少し切られている感覚があるそうです。

医師はこれをきっかけに鍼に興味をもったとおっしゃっていました。

 

現在、鍼麻酔はあまり使用されていませんが、

・薬剤の副作用で麻酔剤が使えない場合

・簡易で麻酔科医を必要としない場合の麻酔

などで使用される場合があります。

鍼にはこのような使用方法もあるのですねぇ。

 

画像は、1972年、アメリカのニクソン大統領が、中国の毛沢東主席を訪問した際の写真