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鍼灸学科
お灸で体を温めよう~生姜灸~
こんにちは。はりきゅう学科のクドウです。
ブログ更新の間が空いてしまい、気づけば立春も過ぎ暦の上ではもう春ですね
体感としてはまだまだ寒さも続いていますが、季節は着実に春に向かっているようです。
・・・と言ってもやっぱり寒い
寒いもんは寒いです
なので、今回は1年生の実技で行われた生姜灸についてご紹介いたします。
生姜灸というのは患者の肌とモグサの間に介在物(隔物)を入れてお灸の方法で「隔物灸」といわれるお灸の方法の一種です。
間に入れる介在物は様々で、塩であれば「塩灸」、大蒜(ニンニク)であれば「大蒜灸」と呼びます。
今回は生の生姜を間に挟んだ「生姜灸」を行ってみました。
使用する生姜は前日に仕込んでおきました。
輪切りにしただけですけどね
隔物灸用のモグサは普段使用しているモグサと違って燃焼力が高いものを使います。
これを直接肌に乗せて燃やすとヤケドしてしまいますが、間に介在物を挟むことで暖かさがじんわりを広がります。
さらに生姜には血行促進作用の薬理効果があるので、お灸の熱とダブルの効果で体を温めます
ツボは「中脘(ちゅうかん)」を使用。
効果としては消化器系の疾患に抜群です。
下痢・嘔吐・食欲不振などなど・・・
春になれば美味しい食材も増えてくるので、ご飯を美味しく食べるためにも胃腸を元気にしておきたいですものね。
(私の胃腸は四季に関係なくいつでも元気ですが)
モグサの煙が消えた後も中では火種がくすぶっている状態なので数分は置いたままで効果が持続します。
お腹を温めで体を元気にしよう
2月に入りもうすぐ今年度も終わろうとしています。
1,2年生は進級を。3年生は卒業し旅立ちに備えて元気な体で迎えたいですね