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目にお灸!?~くるみ灸~
こんにちは。
はりきゅう学科のクドウです。
このブログでいろいろな鍼灸の道具や方法をお伝えしてきましたが、今回のは特に特殊です。
お灸には行ってはいけない部位(禁忌部位)というものがあります。
その一つが目になります
目にお灸をのせて燃やすわけにはいきませんから至極当然ですね。
でもパソコンやスマホの普及によって現代人はすごく目を使っているため眼性疲労を訴える方々も少なくありません。
そこで登場するのが「くるみ灸」です。
くるみ灸は半分に割って中の実を取り除いた半円状の殻を用いて行います。
目をくるみの殻で覆い、その上にお灸をのせて燃やすというわけです。
これによって目にもお灸ができるわけですね。
くるみについては11月のブログでご紹介していた例のアレです。⇒ブログ「くるみ割り先生」
タカハシ先生に頑張って割ってもらいました。
そして今回くるみ灸で必要なもう一つの道具がこの菊花(きくか)
この菊花を煎じたお湯と一緒にくるみを1日以上漬け込みます。
菊花の成分が染みこんだくるみ達。
菊花は漢方としても用いられていて、解熱作用の他、明目(めいもく)作用といった目の症状に効果があります。このことから「飲む目薬」なんて言われていたりもします
菊花の薬理効果とお灸の温熱効果を目に行うためにくるみという道具を用いる。
それがくるみ灸なのです
では実際の使用風景を見てみましょう。
・・・・・・・・・・・・!?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・!?!?!?
治療中の見た目はご覧の通りインパクトはありますが、その分効果が絶大なのです。
試してみないとわからない。試してみると実感です
タカハシ先生によるジェスチャーを交えた説明。
くるみをうまく目のくぼみに合わせて乗せるのも大事なので丁寧に行っていきます。
学んで体験して身につけていく。
鍼灸師になるためには実際に体験することも大事なのです。
※なお、学生の写真は「恥ずかしー!」って言ってましたがちゃんと許可をいただいて掲載しています。
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