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【鍼灸】卒業記念特別授業に山口智先生をお招き致しました!!!

アルファ鍼灸学科・卒業記念特別授業に山口智先生をお招きしました!
現職で埼玉医科大学医学部・東京有明医療大学の客員教授でいらっしゃいます。
頭痛の鍼灸治療のスペシャリストでいらっしゃる山口先生の授業の一部ではありますが、広報課の阿部がお伝え致します☀

 山口智先生

 

まず医療現場での鍼灸について、社会的・医療的に鍼灸への期待が高まってきている気運があるとおっしゃられていました。
現代医療に認知・理解・連携を強めて、患者さんに西洋医学と東洋医学を組み合わせて、満足度の高いより良い治療を提供する時代になってきているそうです。
医学部で鍼灸が必修になり、使われる教科書にも鍼灸のページが追加されたそうですよ!

埼玉医科大学の東洋医学部門の特色として、他の診療科との連携・共同研究が盛んだそうです。
他の診療科で治らず紹介されてきた患者さんが鍼灸で頭痛・肩こり・顔面麻痺・その他不定愁訴を改善するだけではなく、苦痛の少ない治療法なので、患者さんのQOLの向上にも繋がりますね。

世界的にも徐々に鍼灸・東洋医学の効果が認められてきており、1996年にはWHOが、1997年にはNIH(アメリカ国立衛生研究所)が、2018年には国連が、それぞれ鍼灸が適応する疾患を認定し、伝統医療として認定しました。
日本でも2021年度診療ガイドラインに掲載されています。

 

臨床の基本として先生が述べられたのが<いかに患者さんに対して責任をとれるか>

◎病態把握

◎鍼灸の適応

◎有無予後の推測

この3つの見極めを間違えないこと。
腰痛が主訴の患者さんをよく検査しないで痛みを抑える鍼治療を始めましたが、なかなか症状が良くなりません。
詳しく検査をしてみたところ激しい腰痛が症状として出る前立腺がんでした。……という可能性があります。
頭痛でも、くも膜下出血や髄膜炎や脳腫瘍等が隠れている可能性があるので(患者側としても)注意したいですね!

 

 

先生の専門とされている頭痛治療を実演していただきました!

 

鍼通電療法では電流に反応して動く筋肉に学生さんが触れて確認していました。
 かなり首周りの筋肉が動くようで、施術を受けている学生さんに痛くないの?と聞いていました。ちなみに痛くないそうです。

山口先生は鍼灸講義と頭痛研究と実演と盛りだくさんの講義をして下さった上に、授業時間ギリギリまで学生さんの質問に答えてくださいました。
授業が終わってからも教室の外で学生さんに答えてくださり、本当にありがとうございました☀

 

授業後に山口先生の元で研修をされていたアルファ9期卒業生の高瀬加奈美さんに感想をお聞きしました☀

研修生として治療や予後について、山口先生に教えていただいていたので、久しぶりに直接講義を聞いて更に精進したいと思いました。
今は機能訓練指導員の勉強もしていて、もう少しで資格を取得します。
今回先生にご指導いただいたことを胸にさらに研鑽を積んでいきたいです。

 

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