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鍼灸に属しクラシックを絡う ＃２「ショパン」
皆さん、こんにちは。鍼灸学科のシロウサギです。
「もし、あの作曲者が来院してきたら、自分はどう鍼とお灸をするのかなあ？」の第２弾となります。
今回の２人目に選んだ作曲者は
～ フレデリク・ショパン Frederic Chopin ～
「ピアノの詩人」と呼ばれたショパン、
有名なピアノ曲は数多く
「英雄ボロネーズ」「別れの曲」「子犬のワルツ」「革命のエチュード」
私の大好きな曲は「革命のエチュード」です
ピアノはまったく弾けない自分がクラシック好きの人に好きな曲は何？と聞かれて
「革命です！」と答えると、
「なに、ベートーヴェン？ ショスタコ（ービッチ）？ どっちの交響曲？」
とよく聞かれました。
ショパンの・・と言うと、なーんだという反応が寂しかった・・
ショパンの生涯はポーランド生まれのお母さんとフランス生まれのお父さんの間に生まれたポーランド人
小さい頃からピアノが得意で、作曲も始めていたようです
ヨーロッパ各地の演奏会にも多く出席して活躍しますが、
２０歳の時、母国ポーランドの反ロシアに対する反乱により帰国できなくなります
そこでフランスのパリでピアニストとしてデビューして社交界の人気者に
そして、運命の女性と出会います
女流作家の「ジョルジュ・サンド」
フェミニストの先駆けとも言われ、
男装して葉巻を加えるような姿のサンドとショパンは出会うのでした
そこから運命の糸で引かれあい、ともに暮らすこととなります
そこにはサンドの前夫の子供が二人いました
身体が弱かったショパンをサンドは支えてあげたことにより
ショパンにとっては安らぎと作曲へ集中できる環境となりました
しかし、長続きすることはありませんでした
前夫の間の子供のことで二人の関係は悪化
出会って１１年という歳月で破局を迎えてしまいました
その後、ショパンとサンドの仲睦まじい肖像画はいつしか２枚に分けられていて、
別の美術館に所蔵されているとのことです（寂しい・・）
身体の弱かったショパンは失恋を打ち消すために音楽に打ち込みますが、
これがさらなる体調を悪化させてしまい、結核となってしまいます
そして、破局から２年後の３９歳の若さで、この世を去ってしまいます
では、皆さん
～ ３８歳頃のショパンの苦しみと結核をどうすれば鍼灸で和らげることができるだろうか？ ～
いろいろな正解があると思われるので
一例とすると
心の苦しみの緩和 ＝ 鍉鍼（刺さない鍼）にて肩や背中、後頚部をさする
結核 ＝ 足三里穴（免疫向上）へお灸を７壮ずつ
※結核は結核菌による感染症となります
これに対してお灸をすることにより
患者さんの食欲や体力が回復し、薬の副作用の痛みや倦怠感が改善されることがあるそうです
また、免疫機能を高めることで結核に対して効果があるという実験結果も出ているようです
皆さんは皆さんの答えがあると思いますので、ふと考えてみてください
結核患者さんへのアプローチは鍼やお灸でどうするんだろう？
でも空想になりますが、あなたの鍼灸でショパンの結核が快方に向かったら
もっともっと多くの曲を生み出してくれるのではないでしょうか
皆さん、その曲は ピアノ曲ですか？ 交響曲ですか？
（私はショパンの交響曲を聞いてみたいな・・）
【引用】・語れるようになるクラシックの名曲 成美堂出版
・感動がいっぱい！音楽の伝記 ナツメ社
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