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実技ゼミレポート①~スタート編~
3生対象の実技ゼミも今年で4年目を迎えました。
ゴールデンウィーク明けの技術確認試験を受けてもらい、
合格した6名でのスタートです。
このゼミに参加するには
2年生の年度末に行われた「実力テスト」で合格点を取っていて、
ある程度のレベルの刺鍼技術を有していることが条件になります。
開催が午後になるので授業終了後残ってもらうことになりますし、
比較的刺激量が多めなので、強い鍼刺激が苦手な方にも遠慮してもらっています。
が、
このゼミの卒業生は
卒業から1年以内での開業者が多いのが特徴なのです✨
ゼミの目標として、
*施術する側と受ける側、双方で確実な効果を実感できること
*整形外科的な主訴に関しては明らかに術前術後の身体の変化が見て取れること
→そのために写真を撮って、前後比較を必ず行うようにしています。
*効果が出せて、かつ最小限の刺激量(鍼数)にすること
これらを目指して卒業直前までの約10か月、毎週1回集まってもらいます。
もともと関西の方の専門学校で非常勤講師をしながら、13年ほど開業をしていた経験があるため、
その時に培った技術を学生さんに伝えたいと思いました。
思い返すと…
当時も3年生対象の「応用系」の実技授業を依頼されていて、
これまでに2年間の実技授業を受けてきて鍼が嫌いになってしまった学生や、
鍼灸なんて効果がないと思っていた学生たちが
「鍼ってこんなに効くんですね!」
「実技が楽しいです!」
とみるみる変わっていく様をたくさん見てきてましたが、
30人近くの人たちを相手に細かな技術伝達はやっぱり難しいと感じていました。
授業では無理でも、少人数制のゼミならもっと上を目指せるのでは?
アルファに移ってきて、毎日がパンパンのスケジュールの中、
週1回の定期的なゼミ開催はそれなり負担になることはわかってましたが、
オプションの少人数制ゼミは常勤講師だからこそ可能なこと。
せめて就職して困らない程度には、と始めたゼミでしたが、
ここまでの3年間やってみて、
8名以下の少人数でやれば、10か月でかなりの技術を習得できることがわかってきました。
(個人差はもちろんありますが)
確信が持てたのは今年の1月、
たまたま2年生と1年生の中に腰痛や背中の痛みなどで困っている学生さんがいたので
いつもなら自分でさっさと治療してしまうところ、
昨年度のゼミ生も卒業間近で
ある程度の結果が出せるようになってきていたので、
あえてゼミの時間帯に来てもらってゼミ生たちに任せてみることにしました。
手はもちろん、できる限り口も出さずに静かに様子を伺っていたところ、
患者の学生さんが起き上がるなり、
「え…?全然違う!先輩、すごい!!!
ありがとうございます!」
ゼミ生の中に確かな自信が宿ったと感じられた瞬間でした。
さて今年のゼミ生もスタートから1か月を過ぎ、
少しづつではありますが、
鍼で身体が変わる実感を味わいつつ、進化し始めています。
「このゼミが一番楽しい!」
毎年言ってもらえる言葉を今年は早くも聞くようになりました。
実は私にとっても一番楽しい時間なんですけどね。
彼らの成長度合いにもよりますが、
今年度ゼミは昨年までの経験を踏まえて
1月くらいから在学生を対象に患者さんを募って
ゼミ時間帯での1か月限定で
「臨時治療院」を開設しようかなと考えています。
ここでの経験が臨床家としての自信をつけさせ、
さらに開業を後押しする力になるのであれば、
私は目指したかった理想のゼミの形に近づけるのではないかと。
(もちろん就職先で活躍してくれている卒業生もいますよ)
6名のゼミ生の成長の様子は
このブログで報告していこうと思います。
次回は卒業後の実技ゼミ生たちが集まる、
月に1度の「卒ゼミ」の様子をレポートします。
(写真・文責 寺田)
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