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小児はりって痛いの?

先週末の2年生は「小児はり」の実習でした。
昨年に続き、今年度も浦和にある鍼灸院花小紋の院長、森山富代先生にお越しいただきました。

鍼灸院花小紋(浦和)
http://www.hanakomon.info/

昨年の様子
子どもたちの成長に小児はりを✨

そもそも「小児はり」は「虫ばり」などと呼んで、関西が盛ん
(虫とは「カンムシ(疳虫)」のこと)

私も関西で開業していたころには馴染みのお客様のご紹介で
お子さんをみさせていただいたことが何度かあります。

最初は怖がってお母さんにしがみついたり、ベッドでも暴れていた子が
数回の治療でニコニコしながらやってきて、
自分で服を脱いで、コロリっとベッドに横になるように。
こちらがビックリしてしまうくらいの変化が出るのを何人もみてきました。
(個人差はありますが)

関東ではあまりなじみがないようで
学生の中でも知っているものは数名、受けたことのある人は0名でした。

先生は関西に拠点を持つ大師(だいし)流小児はり
ドイツを中心に行われているヴェルニッケの小児はりの2種類を使いながら、
関東で活躍されている珍しい先生です。

コロナ前には小児はりを広めるために海外へ行かれた経験があり、
また東北の震災の時にはボランティアとして子供たちの心身のケアにあたられた経験もお持ちです。

今年は90分×2コマで行い、小児はりの説明だけでなく、
実際に体感してもらいました。

「1さい、3さい、10さい…」と年齢に合わせて、どんな刺激を与えるのか、
全員に体験してもらいました。

小児はりは痛くない」、
それどころか心地の良いものだと知ってもらえたかと思います。

中盤では子どもたちをみていくのに必要な「皮膚」の触診を練習しました。

大人を見ているとついつい皮膚の下の「筋肉」の硬さなどをみてしまい、
強く触りすぎてしまうのですが、
子どもの場合は軽くなでるように触れて
そこから身体の変化を情報として拾い上げます。

残念ながら2年生は現代医学的鍼灸が先行しがちなので、
まだ東洋医学的な切診(せっしん)や切経(せっけい)と呼ばれる
皮膚の微細な変化をみることをやっていません。
実は大人をみる上でも必要な技術なのです。
(2年生の後半の実技で脈診や舌診と一緒に勉強します)

そのため皮膚なのか、その下の筋肉なのか、
わからなくてかなり混乱していたようです。

それでも皮膚の硬さをみて、順番にならんでもらいました。

クラスで一番皮膚が硬い人一番柔らかい人で触り比べると、
あ、全然違う!

お、少しわかったかな?

後半は先生の施術中のビデオをみせていただきながら、
身体の発達と精神(ココロ)の発達についてお話しいただきました。
ドイツのヴェルニッケ先生の理論では特にココロの発達を重要視されるのだそう。

少子化や核家族化、共働きなどで他人の子育てをみる機会がないため、
一般の水準に遅れをとると過度に「うちの子は大丈夫なのか?」と不安になったり、
親の都合で「楽だから」と身体がまだ出来上がっていないのに無理やりお座りさせたりすることで
子どもが自分で順序を踏んで、徐々に身体とココロの発達を獲得していくのを
周囲の大人が妨げてしまっているケースがみられるそうです。

先生のところではそうしたお子さんに
順序だてて、身体とココロを作り上げていくために、
親はどうしてあげた方が良いのか?といった指導をしながら、
小児はりをされているそうです。

ビデオでは子どもたちが初診からどんなふうに変化していったのかをみせていただきました。


授業はこれで終了。
そして午後からは今年も希望者のみの「小児はりセミナー」を開催。

知らない大人がいると緊張してしまうため、
先生の日常の施術を見せていただくことはNGなので、
学生さんのお子さんたちを募って、先生がどんなふうに施術されているのかを
見学させていただく、非常に貴重な機会です。

今年は7歳、6歳、5歳、3歳の4名のお子さんたちに参加してもらいました。

始まる前から「キャッキャ♪」と子どもたちの声がする中、
セミナーが和やかにスタート。

前半に子どもたちに登場してもらい、先生の施術を見学。
後半は大人たちは勉強なので、子どもたちは控室へ。

子どもたちは先生と楽しくお話しながら、
心地よさそうに施術を受けていて、
身体の緊張が徐々に緩んでくるのが分かります。

2号館の受付裏が臨時の保育所に早変わり。
今年も私の知り合いの保育士さんにお願いしてきてもらいました。
栗先生も一緒に遊んでくださってたようです。

午後のセミナーでは興味のある学生だけが残ったこともあり、
質問がたくさん出ていました。

終わった後はまた子どもたちがご機嫌に登場。
臨時保育所が楽しかったようです。
中にはお母さんの勉強を横でいつも聞いていたそうで、
ツボの名前を唱えている子も!

これは将来、かなり有望ですね(笑)

コロナで関東での研修等が中断されていて、
現在はなかなか小児はりを学ぶ機会がないのですが、
こんなご時世だからこそ、困っている親御さんも多いはず。
需要は確実にあると思います。

先生には引き続きご協力いただき、
当校では小児はりの普及を行っていきたいと考えています。

(文責/撮影 寺田)


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