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鍼灸学科
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中国医学の現状と四診

今年もはり・きゅう学科2年生の実習には
多くのゲストスピーカーをお迎えする予定ですが、

いよいよ先週金曜からスタートしましたよ。

初回は傳統醫學研究所 日色鍼灸院 日色雄一先生にお越しいただきました。
http://hiiroitcm.com/

日色先生は約9年にわたり、中国に留学され、
国家指定の傳統醫學中医師である「老中医」の先生方に学ばれ、
北京中医学大学で医学博士課程を修められた後、
現在は横浜中華街で鍼灸院を営んでおられます。

日色先生には昨年も来ていただきましたが、
2年生は1年生の「東洋医学概論」で理論は学びましたが、
実際の運用や診察・診断といったところはやっていません。

しかし、中国国内での鍼灸の位置づけや、
全土で24校ある中医薬大学に学生が約2万人在籍するなど、
日本国内とは全くスケール感が違う部分があり、

中国の古代思想に基づいた診察・診断の手順は
教科書で学ぶのと実際に見るのとでは大違い💦

中国医学において鍼灸はその一面でしかないんですね。
甘粛中医薬大学終身教授、周信有先生のお言葉、
鍼灸だけの専門家になってはいけない」は
学生には印象深く残ったようです。

前半の講義では「中国医学の現状」と「老中医」の紹介を、
後半の実技は「四診」とよばれる診断法の中から
望診(視診)」をピックアップして
学生をモデルに「診かた」を教えていただきました。

四診では望(観察する)・聞(音を聞く・臭いをかぐ)・
問(質問をする)・切(触る)とありますが、
望診には顔色や様々な身体の部位の肌の質感形状舌診などが含まれます。

さらに問診で質問を重ねながら、「証」を確定していきます。

例えばある学生の手は肌や爪の色、
指の形状などから「血虚(けっきょ)」が見て取れます。
この指先が反る感じは血虚の特徴だそうです。

また食事も大切な要素であることから、
先生は特に3食の内容やタイミング・量・お通じなどについても
事細かに聞いていかれます。

学生の食生活から「こんな症状はない?」と次々に言い当てられて、
驚く場面が多々ありました😅

思わず自分の食生活についても思いめぐらし、
見直さないといけないなぁと反省…💦

最後は先生が中国で学んでこられた「気功」を全員でやりました。

先生は治療院で「気功教室」もされているそうですよ😉

終わってからも興奮冷めやらず…
先生を取り囲んでの質問攻め!

先生も時間の許す限りお応えいただきました💦

これからまだまだ中国医学の本質を理解しないと、
先生のように細かな違和感やちょっとした変化に気づくのは難しいと思いますが、
実際の診察の流れが垣間見えたと思います。

今回の授業で中国医学に興味を持ち、
もっと学びたいという意欲が芽生えるきっかけになれば、
と思います。

日色先生、ありがとうございました!

(文責/撮影 寺田)


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