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国家試験と日本語力の必要性
昨日の3月27日(日)、3年生にとっては運命の日
第30回はり師きゅう師国家試験が全国11ヶ所で同時開催されました。
関東圏はこちら、巣鴨にある大正大学さん。
試験は朝9時にスタートなのですが、
コロナの影響で検温等の手続の問題から朝7時半から開門になります。
この写真は今年のものをいただきました。
7時半前だと門が閉まっているんですねー
この日は快晴。雲一つない、いいお天気でした
ちなみにこの前日にはあん摩マッサージ指圧師の国家試験も行われており、
両方を受験する方は連日で国家試験に挑むことになります。
(注・当校ははり師きゅう師のみの学校です)
科目もかぶっているところが多いので、
昨日の問題をインターネットで確認してから受験に臨んだ学生も多かったようです
今年の問題はどなたでも確認することが出来ますよ↓↓↓
ただしまだ正式な解答は出ていません。
各校や業者さんの解答速報はいくつか出ていますが、
完全に一致しているわけでもないのであくまで目安です。
それでも早速、解答速報などを参考に自己採点。
今年はかなりいい感じのようです
前日のあんまの試験が難易度が低めだったということもあり、
少し期待はしていましたが、確かに難易度は低めだったかと思います。
ただ…
実は問題数が160問→180問に変更になった昨年は
最初の年だから難易度は上がらないだろうと言われていました。
問題自体もそんなに難しくはなかったはずなんですが、
蓋を開けてみれば、合格率の全国平均は下がってしまったんですね
実際に受験した学生さんによると
「症例などの文章題が多くなり、読んでいるうちに時間がなくなってしまった」
「知っている内容が見慣れない言葉に置き換えられている」
などなど…
昨年から各科目の問題数は基礎系である解剖学や生理学などが減少、
その分、臨床医学や東洋医学臨床論といった、
診察や診断、治療法などに関する内容が大幅に増量したことで、
「文章題」が多くなった印象はありました。
問題の出し方もストレートなものもありますが、
他にこのような言い方をする、こんな呼び名もあるといった
いつもと違った言い回しが出てきて、焦ってしまったケースもあったようです
また「Aに対してB」といったすぐに答えが出るものではなく、
いくつか別の知識を挟まないと答えに行きつかないものや、
言い回しが複雑で結局何を聞かれているのか分かりにくいものが多かったり…
今の国家試験は知識もさることながら、「日本語力」を試されている印象があります。
限られた時間で必要な情報を読み取る能力や、
与えられた言葉から発想し、展開する能力…
そして今年の国家試験もその傾向が続いていました
問題そのものの難易度は低くても、合格率がそれほど上がらない、
…そんな感じを受けました
これからは医学的な勉強以外に、
日頃から本を読むことや文章を書くことなど、
「日本語力」を高めることをしていかないと、国家試験合格は難しいのかもしれませんね…
さておき、3年生は一夜明けて開放感と一抹の不安が入り乱れている様子。
そうそう、ここから3月25日の合格発表まで、
大丈夫とわかっていても不安な日々が続いてしまうのです
大正大学さんの門の中に見えるお日様の写真に
明るい未来が見えるように感じられましたので載せておきます
この後は卒業式までの残り少ない日々を存分に楽しんでもらいたい
教職員としてはしっかり準備して送り出してあげようと思います
(文責 寺田)
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