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鍼灸学科

体の歪みを手足で取ろう👀💡

先週の金曜日はまたまた2年生の演習に外部の先生をお呼びしました。

今回は西洋医学と東洋医学の統合?
八脈交会(はちみゃくこうえ)穴や経絡を使った体の歪み調整」というテーマで

南浦和にある鍼灸院「けんこう堂」今井幸司先生にお越しいただきました。

体の歪みを分析し、その歪みの状態に合わせて
手足のツボの組合せを使って治療をする方法です。

先生は日本のリハビリテーションの第1人者、故荻島秀男先生に師事され、

(荻島先生は「カパンディ関節の生理学」の翻訳などでも知られています。
私もこの本は柔整の学生だった頃にお世話になりました)

長年にわたり、整形外科のリハビリテーション部門で臨床をされ、
その後、ご自身で開業されています。

まずはそれぞれの体の歪みを観察することになりました。

前屈や後屈、側屈したり、回旋するなどして動きの左右差や痛みなどを確認していきます。

その上でどちらにどのように体が歪んでいる、
前屈はできるが、後屈で痛みが出る、
右はいきやすいが、左はいきづらいなどの体の状態から
治療すべき経絡を診断し、使うツボを決めていくわけです。

八脈交会穴は手足にある8つの経穴です。
詳細は複雑なので省略しますが、2つずつ4組の組合せで使用します。

手の内関(ないかん)と足の公孫(こうそん)
手の列欠(れっけつ)と足の照海(しょうかい)
手の外関(がいかん)と足の臨泣(りんきゅう)
手の後渓(こうけい)と足の申脈(しんみゃく)

この4組を体の歪みに合わせて、
時には右手・右足だったり、右手・左足の交叉にしたりしながら、
鍼や円皮鍼(えんぴしん)を使って調整していきます。

円皮鍼はこれです↓ テープの裏に小さな鍼がついている、置き鍼の一種になります。

さらに先生は脈診もされるので、
経絡の変動をとらえながら、時に太ももやおなかのツボにも鍼をして整えていきます。

どうでしょう?
左が施術前、右が施術後になります。

写真でわかりやすいのは足の位置が左に寄っていたのが中央に、
右手が内側にねじれていたのが、脱力してリラックスできるようになりました。

目で見て分かる変化は楽しい!
学生たちも円皮鍼を手にチャレンジし、体が変わっていくのが実感できたようです。

とにかく学生も先生も終始楽しそうな様子
最後まで集中して、診察から治療までの流れを復習し、
無事終了しました。

終わってからも先生はあちこちで質問攻め
実用的な内容で、治療の一つの手段として使える
良い演習となったのではないでしょうか?

今週末も楽しい先生が来られる予定です。
またこちらで報告したいと思います

(文責/撮影 寺田)

 


 

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