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はり・きゅう学科

東洋医学のおはなし~痰湿の症状~

前回は、津液の滞りつまり痰湿が発生してしまう原因を紹介しました。

 

今回は、痰湿の主な症状です。

痰湿の大きな特徴は、停滞して生理物質の流れを阻むということです。

気や血といった身体が正常に働くために欠かせない物質の運行を阻害してしまいます。

ベタベタした形態をイメージしてもらうと良いかもしれません。

 

ベタベタと身体のあらゆるところにくっつき、症状を引き起こしそれが慢性化しやすく治療に長くかかってしまうという特徴もあります。

 

痰湿のいちばんと言っていいほどわかりやすく、出やすい症状は浮腫(むくみ)です。

身体に余計な水分が溜まっている状態ですので、浮腫という形で現れてくるのです。

あわせて身体の重だるさも感じやすくなります。

 

より濃密な状態となった水液は、腹部や胸脇部、皮膚などに停溜しやすくなります。

停溜する場所によって、腹鳴(ピチャピチャとした音がなることも)や動悸喘息などが起こります。

 

さらに凝集して固形物に近い状態になった水液は、気・血の流れに沿って全身に移動し、身体のあらゆるところで症状を起こします。

特徴的な症状として、咳嗽動悸眩暈頭痛などがあり、時には意識障害精神障害を起こすことがあります。

その他、食欲不振皮膚疾患運動障害腫瘍なども痰湿が引き起こしている可能性があります。

 

もちろん、これら全ての症状が痰湿によって起こるわけではありませんが、

痰湿は身体のあらゆる場所にベタベタとくっついて、様々な症状を引き起こしてしまいます…。