卒業生が教えに来てくれました

皆さんは「操体法（そうたいほう）」をご存じですか？

鍼灸では「社会あはき（あんま・はり・きゅう）学」の教科書にも載っている
「手技療法」の１つで、橋本敬三医師により開発され、

「患者自身の体を動かし、その動きに操者（術者）が抵抗を加え身体の歪みを調整する」
（「社会あはき学」より）

…という方法です。

この3月に卒業した学生さんの中に、
これまで操体法を教えていらっしゃった方がおられたので、
授業の一環として、今回は2年生に教えに来ていただきました。

水島先生には今回実技室へのモアレの寄贈もしていただき、
そのお披露目も兼ねての登壇となりました。

モアレ導入のお話はこちら→　今年の実技ゼミと「モアレ」導入

講義ではまずはみんなで自分の体の動きをチェックして

肩こりや腰痛に対する操体法での施術もデモで見せていただきました。

「え？うそっ！軽いー！」

「腰が楽になりました」

肩こりや腰痛の施術はもちろん鍼灸でもやりますが、
鍼灸が身体への刺激として強い刺激になりすぎる方もいらっしゃいます。

私も1本でも鍼の数は減らすに越したことはないと考えていますので、
こうした手技療法と組み合わせることで

「全体のバランスを先に整えたうえで、
鍼灸はどうしても取り切れないところにだけ使いたい」

という、水島先生の考え方には賛同します

今回実際に2年生が体験してみて、興味を持ってくれたと思うので、
また先生をお呼びして教えてもらえる機会を作っていきたいと思います。

水島先生、ありがとうございました！

（文責／撮影　寺田）

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