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大人にも使える刺さない鍼、小児はり✨
昨日は1日、3年生の校内模擬試験が行われており、
試験監督の先生方は休日出勤されておりました。
が、寺田はお休みをいただきまして、
「小児はり学会」の学術大会をZOOMで見させていただいてました![]()
「小児はり」「小児鍼(しん)」っていうのは「接触鍼(せっしょくしん)」とも言われ、
皮膚を破らない刺激の少ない鍼のことです。

こんな風にいろんな形のものがあります。
確かに「小児」…お子さんに使う鍼とはなっていますが、
時には大人にも使ったりもします。
そもそもお子さんの身体って、大人に比べると小さくて、
刺す鍼だとそれだけで刺激量がオーバーしてしまう恐れもあるので、
こうした「触れる鍼」を使用します。
実は「鍼」というのは「金属で皮膚に触れること」なんです。
刺さなくても生体に働きかけることが出来ると言われています。
ちなみにプラスイオンを出すという金や銀、
マイナスイオンを発生させるステンレスやアルミなどの材質が鍼に使われています。
お子さんの場合は主に夜泣きや疳虫(かんむし)といった、
小児神経症と言われるような症状に対して使われます。
私も往診先などで相談を受けて、何度か小児はりを施術したことがありますが、
私自身が驚くほどに効果があって、とても面白いなと思っていました![]()
(もちろん個人差はありますが
)
最初のうちは注射かと思うのか、めちゃくちゃ嫌がって
お母さんに抱いてもらいながら、半べそかいて受けていた子が
何回かの施術で慣れてしまったのか、
自分から服を脱いで、コロリンと寝てくれるように。
どうやら鍼でさすってもらうのが気持ち良かったようです![]()
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背中全体や頭、耳の後、手足などいろんな個所に刺激を入れてましたが、
それまでは昼夜逆転みたいになって、夜中に起きては泣き出したり、
お母さんの言うことを聞かずに暴れたり、時には噛みついたりしてた子も
不思議とおとなしくなるんですよねー?

お母さんやおばあちゃんたちから「手がかからなくなった」と喜んでいただいて、
そこからさらにご紹介をいただいたりでしばらく連続していた時期もありました。
もともと私がいた関西…特に大阪はこうした小児はりが昔から盛んで、
聞いたことがあるというお母さんも多かったです。
(ちなみに今回の学会の事務局も神戸にあるので、やはり関西発信なんですねー)
さて…年齢とともに、身体が大きくなれば徐々に状態を見て
刺す鍼を使用していくこともありますが、
大人でも極端に体調不良だったり、疲労が重なっていたりすれば、
刺す鍼が身体に堪える場合だってあります。
なので大人への「接触鍼」というのも結構使いました![]()
大人の場合は身体が大きく、刺激の範囲が広くなる分、
よく使っていたのがこの「ローラー鍼」。

軽くこすっていくだけでもこの通り。

左は施術前、右は施術後ですが、
こすった中央当たりの皮膚に赤みがさしてきて、
しばらくすると足全体の色も変わってきます。
(ちょっとわかりづらいですが
)
体力のない患者さんの場合は先にこの「ローラー鍼」で背中全体をこすっておいて、
どうしても刺激が届かない、赤みの出ない場所にだけ、細い鍼をゆっくり刺しておく、
そんな使い方をして、刺す鍼の本数を減らすようにしてました![]()
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昨日の学会でも
鍼がどうしても怖い、痛いのは嫌…
という方には、最初にこの「接触鍼」で慣れてもらって、
どうしても刺す鍼でないと難しい箇所には十分な説明をした上で使わせてもらっている、
といったお話をされている先生もいらっしゃいましたし、
初めて鍼を受けるけどちょっと怖いなー
という方には
まずはこうした「小児はり」や「接触鍼」からトライしてもらうのも良いのかなと思いました![]()
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(文責/撮影 寺田)
いよいよ11月に突入。
オープンキャンパスも大詰め。
入学説明会も始まりましたし、入試もかなり進んでまいりましたー![]()
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