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鍼灸学科

人の身体に触れる仕事~触診の重要性~

今日も秋晴れのいいお天気

明日は少し崩れそうですが、しばらく良いお天気が続くようですね。

 

昨日は遠方までお出かけ

雲一つない青空と、少し黄色みがかった木々のコントラストが美しい公園をぶらりとお散歩してました

ここは茨城県つくば市にある洞峰公園

 

その一角、こちらに「洞峰パーク鍼灸院」という治療院があります。

昨日は1日こちらで行われていた「触診実技講座」に参加してきました

今回は入門に当たる「初級コース」全6回シリーズの第1回「総論」でした。

 

こちらの鍼灸院は「治療家の手の作り方」や「産婦人科領域の鍼灸治療」などの著者であり、

うちの学生さんたちもお世話になっている「ツボ単」の監修などもされている

筑波技術大学名誉教授の形井秀一先生がおられる治療院です。

 

今回はこの「治療家の手の作り方」のテキストを教科書として、

「触診」について先生自ら指導に当たるという、貴重な機会

 

私は来年で鍼灸師としては20年目になりますし、

今更「触診」?しかも「初級」?

って思われるかもしれませんが、私が学生だった時にはこんな授業はありませんでした

 

「触診」というとみなさんはどんなイメージですか?

内科のお医者さんは昔は腹診などをしてくれたものでしたが、最近はあまりやらなくなった気がします

特に新型コロナが出てからというもの、人の身体に触れること自体が敬遠される状況ですよね。

 

鍼灸師の触診って内臓や筋肉を触るだけではなく、

鍼やお灸をする場所を特定しなければならないので、

皮膚の上に現れる硬さや柔らかさ、熱感や冷感、発汗、ざらつき、凹み、膨隆、圧痛など…

本当に微細な「反応」を指先で探し当てないとダメなのです。

 

ツボ(経穴)にしても、本の通りに場所が確定しているものもあれば、

日によって移動するツボもあるのです。

「反応点」や「圧痛点」と呼ばれる、その時その時に現れるものもツボとしての効果がありますので、

それこそ指先の感覚一つで見つけられるかどうかなのです

 

また触診を患者さん側に立って考えてみた場合、

手が温かくて、柔らかく、適切に触れてくれて、安心感を与えてくれるような触診って

それだけで心地よくリラックスできますが、

 

冷たい手で雑な感じに触られたり、痛がっているのにぐいぐい押されたりしたら、

それだけで治療は苦痛で不快なものになってしまいます。

それって施術者と患者さんの間の信頼関係にも影響出ますよね

 

鍼灸師としては治療に必要な情報を的確につかむための手段として、

さらには患者さんに対しては信頼を得るための要件にもなるわけです。

 

それぐらい鍼灸師にとって触診は大切なものだと形井先生は考えておられます。

 

私はそれらの触診術を臨床経験の積み重ねの中で習得してきました。

すなわち多くの患者さんたちの身体を使って学ばせてもらったわけです。

 

でも私の手が感じる「反応」はスタンダードなものなのか?

手の使い方は本当に合っているのか?

誰にも教わったことがないので、当然ながら客観的に評価してもらったことがないのです

 

だからこそ今回はホントの初歩から、学びなおしてみたいと思いました。

 

他校の学生さんたちが参加される中に混じって、座学を聞いて、実技を行ってみて、

久しぶりにゆっくり時間をかけて、指先に集中して人の身体を探ってみると、

「反応」ってこんなに多彩に存在するんだってことに改めて気づかされました。

 

また「反応」は鍼灸の刺激によって変化させなければならないものです。

受講生が反応点に手を触れた状態で、形井先生が鍼刺激を入れて

反応が変化する瞬間を第3者的に感じてもらう、ということもやってくださいました。

施術者一人では出来ませんし、的確に刺激が入れられる人がいないと成立しないため、

この経験は非常に貴重です

 

集まったメンバーの立場や経歴はそれぞれ違いますが、

一緒に学んでいくうちにすっかり輪が出来てました

 

これから月に1回で半年間、共に学んでいく仲間。

また来月も会うのが楽しみです

 

最後に…昼休みに洞峰公園をお散歩したときに撮った写真をいくつか載せておきます

 

この時期はカモがたくさん集まってくるようです

おそらく来月来る頃には違った趣になっていることでしょうねー

 

(文責/撮影 寺田)

 


 

いよいよ11月に突入。

オープンキャンパスも大詰め

入学説明会も始まりましたし、入試もかなり進んでまいりましたー

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