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鍼灸学科

東洋医学のおはなし~寒熱~

気温が一気に下がり、寒くなってきましたね。

季節の変わり目は体調を崩しやすくなりますが、いかがでしょうか。

前回おはなししました、十問診のうち寒熱について書いていこうと思います。

寒熱とは、悪寒と発熱で、よく見られる症状です。

悪寒は、患者さん自身が寒気を感じることで、服を着たり暖房をつけたりして暖をとっても寒く感じることです。

発熱とは、体温が正常より高いという場合と、患者さんが全身や身体の一部分に熱があると感じる場合があります。

発熱は、かぜなどの感染症でもよく見られる症状です。

外感発熱と言い、外邪と身体の生気がたたかうことでおこる発熱です。

外邪には、風・寒・暑・湿などがあり、そのうちどの邪が身体に入ってきているのかで、使うツボは変わってきますが実はかぜも鍼灸で対応できるということですね。

代表的なツボとして、大椎や外関、合谷といったものが挙げられます。

寒くなって空気が乾燥してくると、かぜなどの感染症が流行してきます。

かなりの高熱や明らかにかぜ以外の感染症が疑われる場合は、病院への受診が必要になりますが…

軽いかぜ症状への対応や、かぜの予防にも鍼灸は効果的です。

外感性の発熱と、もうひとつ内傷性の発熱があります。

身体の中の陰陽のバランスが崩れているものや、身体の中の気や血の流れが滞っているものがあります。

こちらもさまざまな原因があり、それぞれで使うツボは異なってきます。

今回は寒熱について書いてみました(^^)/