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鍼灸学科

西條一止 先生による 特別講義!

なんと!

自然鍼灸学・自律神経臨床研究所 所長

筑波技術短期大学名誉教授である @西條一止 先生(以下西條先生)が特別の講義のため、茨城県つくば市より本校にお越しくださいました。

 

コロナ禍により本来3月に行う予定だった特別講義が延期になってしまい、満を持して開催することが出来ました!

他で行う講義はコロナ禍により全て中止になったそうで、西條先生が講義すること自体驚きの半年ぶり!

久しぶりで上手く話せるか心配していらっしゃいましたが、初めの心配をよそに学生に教えたい気持ちが全面に出て、よい声よいテンポでお話になられました。

 

西條先生は鍼が自律神経に影響を与え身体の治す力を引き出せる6つの治効メカニズムを10年かけて完成させた生きる偉人です!

M1 組織破壊による生体防御機転の刺激
M2 筋への刺鍼により、筋の過緊張を緩和し、血液循環を良くする刺鍼局所作用
M3 筋刺激による交感神経を遠心路とする反射機転
M4 皮膚・皮下組織刺激による副交感神経機能を主体的に高め、自然治癒力を高める機転
M5 坐位時の低周波鍼通電療法による全身的で適度な交感神経機能亢進作用
M6 臥位時の低周波鍼通電療法による全身的で交感神経機能の過緊張を解く作用

 

自律神経にはリラックスするための副交感神経と活動するための交感神経の2つあります。

講義では副交感神経機能を主体的に高める治効メカニズ4(以下M4)と適度な交感神経亢進作用を引き出す治効メカニズム5(以下M5)の実演をしていただきました。

 

M4は椅子に座り手首の背面に浅く刺入し、呼気の時に刺激を加え、副交感神経を高めるもの

 

 

M5は足を伸ばした状態で座り、前腕にある合谷穴と孔最穴に刺鍼し、この二つを電極を繋ぎ1HZ、20分間、低周波通電を行うことで交感神経機能を主体に高めるもの。そのため、気管支喘息や偏頭痛など治療に扱えます。

 

 

自律神経(交感神経機能・副交感神経機能)を自在に調整できる方法はなかなか学べません

 

今回、副交感神経機能をアップさせるM4に加え、交感神経機能を高めるM5を学んだ皆さんは何歩も先へ進んだことになります。

 

しかも、西條先生のお伝えしている技術は生体反応を上手く利用しているため、名人芸ではなく誰もが行える治療法なんです!

 

治効メカニズムに興味を持った学生、そして、いま見ているあなた!

 

研究内容や6つあるメカニズムの扱い方が書かれた著書がありますので、一読してもらえるとより深く学びより楽しく鍼灸を身につけられます。

 

身体の治す力を高めことができる治せる鍼灸師になりませんか?

 

(撮影:寺田 文責:濱村)