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鍼灸学科

何気ない会話から

暑さが和らいで、一気に秋めいてきましたね。

今回は、問診についてもう少し書いてみようと思います。

東洋医学要素はあまりないですが、問診やそれ以外での患者さんと施術者の会話の多さは鍼灸治療の特徴のひとつと言えるかもしれません。

問診では、どこにどんな症状があるかを正確に聞き出すことが求められます。
痛いところや症状が出ているところは患者さん自身も言葉で説明しやすいかと思います。
ですが、その症状が出るまでの経緯や原因はよっぽどハッキリしていない限り、なかなか説明は難しいかもしれません。
「重たいものを抱えたら腰が痛くなりました」という方がいた場合、重いものを抱えたことが今現在の腰の痛みの原因であることが大きいと思います。
ですが、それ以外にも痛みが出る前から腰痛になる原因がいろいろなところに隠れているかもしれません。
普段からデスクワークでエアコンが効いた部屋で一日中座りっぱなしの人と、重たい作業靴で一日中歩き回っている人では疲れの種類も違うのは何となくイメージできますよね。
腰痛ひとつをとっても、上の2人では全く同じ鍼灸施術にはならないんですね。
生活スタイルが身体の状態に影響をもたらすのは、想像以上にたくさんあります。
朝起きる時に腰が痛い、という方にお話しを聞いていると、飼っているネコと一緒に寝ていてほとんど寝がえりをうてていないということがありました。
夜の睡眠は数時間単位であることがほとんどですから、その間中寝がえりをせずに同じ姿勢でいると身体はつらくなってしまいます。
この方は一例(特殊な例??)ですが、普段の日常の中に痛みの原因となり得ることは潜んでいます。
仕事のスタイル、趣味やよくやることなどさまざまなところにヒントが隠れています。
これらのことは、ひとつずつ聞いていくのもいいですが、会話の中から拾って広げていくのが良いと思います。
何気ない会話から情報を拾うためにいろんなことに興味をもって、調べてみるということを私は大切にしています。

気になったことはとりあえず1回調べてみる。

今はスマホで簡単に調べられる時代なので、興味があることを自分で調べてみることは、勉強にもきっと繋がりますよ(^^)/