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「ピーマンの中からこんにちは」
「ピーマンのベッドでお昼寝中…」
先日、ピーマンを切ったら、中から「こんにちは」と気持ち良さそうに寝ていた虫と遭遇してしまいました。
虫が苦手な私は思わず・・
でも、見つめているうちになんだかちょっと可愛いく見えてきて、しばらく観察。
身体を丸めたり、伸ばしたりしていましたが、なんだかその姿は人間や動物達と一緒ですね。
「あ~疲れた」「伸びると気持ちいいなぁ」「だぁれ…まぶしいんだけど・・」と虫のつぶやききが聞こえてくるようでした。
虫のつぶやきとその姿から、私の頭の中には二冊の絵本が浮かんできました。
それは
「グリーンマントのピーマンマン」と「そらまめくんのベッド」
なんだかこの「ピーマンと虫のコラボ」は、二冊の絵本を合わせたようにも感じました。
たしかにね~ そんなきもするね +
こども達はこんな場面に遭遇したらどうするかな・・と想像。こども達の想像力は、本当に豊かであり、思わず「すごい」と思うことばかりです。
大人になってしまうと「覚えてないなぁ」「そうだったんだ・・」と忘れ去っているようですが。皆さんにもそんな時期があったのですよ~
先にお話した二冊の絵本について少し紹介させてください。二冊とも二歳位から楽しむことができます。
先ずは「グリーンマントのピーマンマン」から。
作: さくら ともこ
絵: 中村 景児
出版社: 岩崎書店
この絵本の内容を簡単に紹介すると、こども達の苦手な「ピーマン」は「風邪をひかない身体作りになりますよ。なんでも食べる子、元気な子。風邪引きバイキンやっつけろ~」なのです。
保育の現場では、様々な時に用いています。
風邪のはやる時期や、食育などにも良いですね。また、「仲間で協力して、悪いバイキンやっつけろ」
ここで
「ミニミニ食育コーナー」
こども達の食では、食べることを強制することはNGです。こどもが、ピーマンなど苦味成分の強いものが苦手なのには理由があるのです。
大人よりも苦味の成分の感知はこどもの方が鋭いのですから。そこは調理法でも工夫ができたりしますので。
詳しくは、いつかまた、こども達の「食育」をテーマのときに。
次に「そらまめくんのベッド」です。この絵本は、心優しいおまめさん達のお話です。
作・絵: なかや みわ
出版社: 福音館書店
ふかふかのベッドを・・・。
友達に対して・・。
可愛く優しい色彩で、心がほっこり温まります。
皆さんにも実際の絵本を楽しんでいただきたいので、あとは内緒です。
是非絵本を読んでみてくださいね。
我が家のピーマンからの長い話しになりましたが、こども達のお野菜嫌いに悩んでいる保護者の方も多いのでは。(保育者もですが)
ブログを書いているうちに、こども達に苦手な野菜を無理なく食べてもらおうと、学生達と食育をテーマに卒業研究に取り組んでいたときのことを思い出しました。学生達でいろいろな調理法を工夫したり、成分の研究をしていました。考えること、試行錯誤に完成した試食品は、それはそれは斬新な作品でした。
でも、なんだかとても美味しかった記憶が残っています。
それはきっと工夫の先に、こども達に対する「愛情」が加わっていたからなのでしょうね。「愛情が調味料」
長くなりましたが、最後までお付き合いくださった皆様、ありがとうございます
写真・文責/炭美智子
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