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鍼灸学科

東洋医学のおはなし~ながら食べ~

「ながら食べは消化が悪くなる」

とよく言われますよね。

テレビを見ながら、スマホを見ながら、仕事をしながら…

さらには考え事をしながら、もながら食べに当てはまると言えるでしょう。

口に入れて、味わっているものに意識を向けることは、瞑想的な効果があるとされているそうです。

ながら食べをしてしまうと、食後におなかが張ってしまうなどの消化不良だけでなく、満足感も得にくいように思えます。

ながら食べについて、東洋医学の見方をしてみたいと思います。

食べ物の消化吸収をしているのは、主に「脾」といわれる臓腑です。

西洋医学でいう「脾臓」とは違うものなので注意してください。

脾は、食べ物から栄養を吸収し、そこから作り出されたものを全身に送る働きがあります。

作り出されたものとは、気や血(けつ)といった体を動かしたり正常に保ったりするための、生理物質とよばれるものです。

脾は特に体の上の方、つまり頭や顔周りへ必要なものを送り届けています。

上の方へ送り届ける、昇らせるというはたらきが上手くいっていると頭はスッキリしているという状態になります。

 

脾を含む五臓(肝・心・脾・肺・腎)にはそれぞれ情志という感情の変化がかかわっているとされています。

感情の変化が臓腑に影響を与え、体調を変化させてしまうんですね。

脾とかかわるのは「思」です。

「思」とは、思考・思慮のことを指しています。

脾が体の上の方へ昇らせるということが正常にできていれば、思考がきちんとできるということになります。

 

昇らせるというはたらきと、消化吸収というというはたらきはどちらもバランスよく行われている必要があります。

ですが、ながら食べ、つまり思考をしながら食事をすると昇らせるはたらきが強くなり、バランスがくずれて消化吸収がうまくはたらかない…ということになってしまいます。

逆に、脾が消化吸収に精一杯になってしまうと、昇らせるはたらきが弱くなり、頭がスッキリせず食後にぼんやり、眠くなるという現象が起きてしまいます。

 

ついつい何かとやってしまうながら食べ。

私も先日やってしまって、なんだか消化不良おこしてるなぁ…と反省しました。

食べることに集中して、味わうことで満足感が得られ、食べ過ぎ予防にもなりますね(^^)/