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東洋医学のおはなし~睡眠~
考え事をして眠れない…
疲れすぎてかえって眠れない…
そんなことありませんか??
「不眠」で悩んでいる人は意外とたくさんいます。
布団に入ってもすぐ寝付けない、眠りが浅くよく夢をみる、夜中に目が覚めるとなかなか眠れない、朝早くに目覚めてしまうなどさまざまなパターンがあります。
また、眠ったという満足感がなく、疲れがぬけない、日中にだるいなど、実際は眠っていても眠れないと悩む人もいます。
日中の明るい時間帯は、「陽」といって活動的に、夜は暗く「陰」といって静まる時間帯になります。
体の中でも、外の明るさに合わせて活動的な時間と静まる時間とがあり、静まった時に睡眠をとるというのが自然な流れです。
体の中の「陰」と「陽」のバランスがくずれると不眠という形で現れることがあるんですね。
「陰」と「陽」はシーソーのようにバランスを取り合うので、陰が少なくなれば陽が制御されなくなります。
陽は温める働きがありますが、陰の冷たいという性質が少なくなってしまうと、温かいを通り越して熱くなってしまいます。
そうなると、暗く静まっているはずの時間帯にも活動的になり、眠れなくなってしまうということです。
細かく分けるとこの陰と陽のバランスの崩れ方にもいくつかパターンがあります。
それによって使うツボは変わってくるのですが、陰と陽のバランスを整えることを目的に、不眠に対して鍼やお灸でアプローチしていくことができるのです!
不眠をうったえて鍼灸院に来院される方と、肩こりや腰痛など別の症状で来院し話を聞いていくとあまり眠れていないという方もいます。
また、睡眠についてはあまり悩んでいない方でも鍼灸を受けた日はよく眠れたという声も聞きます。
しっかりと睡眠がとれるようになる、というのは治療の満足度につながるのでは!と私は思います(^^)/