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東洋医学のおはなし~体が重い、だるいとは~
木曜日担当の栗です。
暑い日がだいぶ増えてきましたが、みなさん体調は崩していませんか??
マスクをする毎日で、熱中症の心配がいつもより高まっているようですね。
1日の最高気温が日に日に更新されて、「真夏日」という言葉をニュースなどで聞くと、どんどん暑くなるんだろうなぁと思います。
夏日、真夏日、猛暑日、さらには酷暑日なんて慣用的に表現もしたりするようですね。
なんだか聞いてるだけで暑さが増すような…
加えて湿度の高さ。もうすぐ梅雨も始まって湿度100%なんて日がやってきます。
少し雨が降ることできれいに見える風景もあるので、雨が嫌い…というわけではないですが。数年前に訪れた、鎌倉の杉本寺です。苔におおわれた階段ですが、ちょっと雨に濡れているほうがキラキラしてきれいでした。写真じゃ伝わりづらいのが残念。。
とはいえ湿度の高い、ジメジメしている日は体が重い、だるい、なんてことありませんか??
そこで今回は、そんな時体はどんなことになっているのか東洋医学という視点から紹介します。
体の重い、だるいを引き起こす原因のひとつが「湿邪」(しつじゃ)と呼ばれるものです。これは季節や環境によって体の外に発生している、自然のものです。
漢字を見ると、湿気と関係ありそうですよね。
湿邪には重たくくっついたり、ねばねばベタベタしているという特徴があります。これが体の中に入ってくると、体が重い、だるいということになります。
さらに、湿邪は余分な水分というイメージですので、これが溜まるとむくみます。より下に溜まる特徴があるので特に足のむくみを感じます。
体の中に入ってきた湿邪を私たちの体は決してほったらかしにしているわけではありません。ちょっとしたケガなどは特に何もしなくても、気づいたら治ってることも多いですよね。
体には、正しい状態に戻そうという力が備わっています。
なので、体に湿邪が入ってくると、それを追い出そうとします。
ここで上手く追い出すことができていれば、湿気とも上手に付き合うことができるんですね。
ですが、それができていない人が多いのです…
かく言う私もそのひとりです。
そんな時にうまく湿邪を追い出すように、体を促してくれるのが鍼や灸です。
鍼灸を受けたあと、さらには鍼灸を受けている最中にトイレに行きたくなるというのは体が湿邪を追い出そうとしているサインのひとつです。
私自身、鍼灸を受けるとトイレに行きたくなることがよくありますが、そのあと身体が軽く感じます。
湿邪とうまく付き合うために、自分で鍼や灸をやっていこうと考えています。
こういったセルフケアができるのも鍼灸師の強みかな!と思います(^^)/