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コミュニケーションロボットに癒やされた日|生成AI時代のソーシャルワークとは
最近の生成AIの進歩には、本当に驚かされます。
文章を書いたり、画像を作ったり、会議の議事録をまとめたり、資料を要約したり。
「こんなことまでできるの?」と思う場面が増えました。
福祉の分野でも、DX(デジタルトランスフォーメーション)やICT活用の取り組みが少しずつ進んでいます。
電子記録や見守りシステムなど、業務の効率化につながるものだけではありません。
利用者さんとのコミュニケーションを支えたり、生活の質を高めたりするためのテクノロジー活用も始まっています。
本校の実習先でも、眠りスキャンによる睡眠状態の把握、電子記録の導入、ホームページへのAIチャットボットの設置など、さまざまな取り組みを行っている施設があります。
先日、ある実習先を訪問した際、施設内にコミュニケーションロボットが置かれていました。
利用者さんとの会話のきっかけになったり、日々の楽しみの一つになったりしているそうです。
また、利用者さんだけでなく、職員の皆さんにも自然と親しまれているとのことでした。
私も実際に触らせてもらいましたが・・・なるほど、これはかわいい。
声をかけると反応が返ってきて、思わずこちらも話しかけたくなる。
不思議なことに、単なる機械というより、そこに「存在している」と感じる瞬間がありました。
職員の方が「たまにこっちへ寄ってくるから、つい相手をしちゃって、仕事どころじゃなりますよ」と話されてたのですが、その感覚は、実際に触れてみるとよく分かりました。
もちろん、テクノロジーを導入すれば、すべてが解決するわけではありません。
導入には費用がかかりますし、施設によって必要な機能や使い方も異なります。
現場の状況に合わせて活用していくには、試行錯誤も必要です。
それでも、少子高齢化が進み、福祉人材の確保がますます重要になる中で、ICTやAIはこれからの福祉を支える大きな可能性を持っています。
大切なのは、テクノロジーを導入すること自体ではありません。
利用者さんが、その人らしく安心して暮らせるようにするために、AIやICTという新しい道具をどのように活用するかを考えることです。
だからこそ、これからのソーシャルワークには、福祉だけの知識ではなく、さまざまな分野の知識や経験が必要になってくるのではないでしょうか。
本校には毎年、本当に多様な経歴を持った方が入学されます。
営業職、製造業、公務員、ITエンジニア、医療職、接客業など、その経験は一人ひとり異なります。
時々、「福祉の経験がないのですが、大丈夫でしょうか」と相談を受けることがあります。
いや!むしろ、その経験こそがソーシャルワークの力になります!
ソーシャルワークは、人々の生活や暮らしに寄り添う専門職です。
だからこそ、自分自身がこれまで歩んできた人生経験や、仕事を通して身につけてきた力が、そのまま支援の力になることがあります。
これまでの経歴がゼロにならず、むしろ強みになる数少ない分野だと思います。
福祉とは異なる分野で培った経験だからこそ、新しい視点や支援の可能性を生み出すことがあります。
ソーシャルワークは、多様な経験や視点が集まることで、さらに発展していく分野だと思います。
生成AIが急速に進化する今だからこそ、福祉にも新しい視点が求められています。
「福祉は、福祉を学んだ人だけの世界」ではありません。
さまざまな業界で培われた知識、技術、そして人生経験が加わることで、ソーシャルワークはもっと豊かになっていくはずです。
これから社会福祉士を目指そうと考えている皆さんも、これまで歩んできた道のりを、ぜひ大切にしてください。
その経験が、これからの福祉を支える新しい力になるかもしれません。
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