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社会・精神 通信科
#コラム

麻辣湯のお店が増えている|多文化共生とソーシャルワーク

昼休みに町田の街を歩いていると、最近 麻辣湯(マーラータン)のお店が続々とオープンしているみたいです。

ここ数か月だけでも、新しいお店を何店舗も見かけました。

そんなに流行っているんですね!

 

町田駅周辺では、定番の中華料理やイタリア料理だけでなく、韓国料理、タイ料理、ベトナム料理など、さまざまな国の料理店を目にします。

少し歩くだけで世界の食文化に触れられる街だなと感じます。

 

また、実習先への訪問で電車を利用すると、日本語だけでなく英語、中国語、韓国語など、多言語での案内も目にします。

駅を降りれば、外国人旅行者の姿も珍しくありません。

街を歩いているだけでも、日本社会の国際化を実感する場面が増えています。

 

アルファ医療福祉専門美容学校の1号館では改修工事が始まります。

現在は、足場の工事が進んでいます。

そんな中、作業員の方々の会話から、日本語ではない言葉が聞こえてくることもあり

「何の話をしているのだろうな?」

「他の国の言葉が分かったらもっと楽しいだろうな」

と考えることがあります。

 

近年、訪日外国人旅行者や技能実習生などは、ニュースや政治の場面でも取り上げられることが増えています。

福祉現場でも、外国にルーツを持つ方々が働いている場面に出会うことがあります。

 

皆さんは、日々どのように感じていますか?

 

外国人受け入れをめぐっては、さまざまな課題も指摘されています。

例えば、言葉の壁によるコミュニケーションの難しさ、生活習慣や文化の違いから生じる誤解、地域でのルール共有の難しさなどです。

また、技能実習制度では、長時間労働や低賃金、不適切な労働環境などが問題として報道されることもあります。

 

さらに、医療や福祉、教育の現場では、

「支援が必要でも制度の情報が伝わりにくい」

「相談したくても日本語でうまく説明できない」

といった課題もあります。

支援する側にも、多文化理解や通訳体制など、新たな工夫が求められています。

 

しかし、外国人の方々が地域に加わることで生まれる良い面も多くあります。

人手不足が深刻な介護や福祉の分野では、大切な担い手となっていますし、異なる文化や価値観に触れることで、私たち自身の視野が広がることもあります。

さまざまな背景を持つ人が共に暮らすことで、「当たり前」と思っていたことを見直すきっかけにもなります。

 

ソーシャルワークでは、多様性の尊重が大切な原理の一つとされています。

年齢や性別、国籍、障害の有無などに関わらず、一人ひとりの違いを認め合い、その人らしく生活できる社会を目指していく考え方です。

 

「ソーシャルワーク」と聞くと、福祉施設や相談援助の場面をイメージする人も多いかもしれません。

しかし実際には、外国人住民への情報提供、言葉の壁への配慮、文化の違いによるすれ違いをどう埋めていくかなど、地域で暮らす中のさまざまな場面にもソーシャルワークの視点は関わっています。

これからは、福祉分野だけでなく、多文化共生の視点もますます重要になっていくでしょう。

 

言葉や文化の違いがある中で、「伝わらない」のは本人の問題ではなく、社会や支援側の工夫によって改善できることも少なくありません。

「日本語が分からず困っている人がいたらどうするか」

「地域のルールをどのように伝えれば互いに安心して暮らせるか」

「違いを排除ではなく理解につなげるにはどうしたらよいか」

こうした問いは、特別な現場だけでなく、私たちの日常の中にあります。

 

ソーシャルワークは、「困っている人を助ける技術」だけではなく、異なる立場の人同士が共に暮らせる関係や地域を考えていく営みでもあります。

町田の街で見える日常の風景も、これからのソーシャルワークを考えるヒントを私たちに与えてくれているように感じます。

 

 

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