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社会・精神 通信科

「共生」について考える

ブログ更新を行います。

タイトルにもあるようにすこし「共生」について考えてみようと思います。

最近よくこの言葉を耳にしますが、みなさんどう思いますか?

仏教用語のなかでは「共生」とは協同体ではなく、他者たる存在との対立緊張を引き受け

つつ、そこから豊かな関係を創出しようとする営為であるとされています。

ちなみに共生の対概念は、「寄生」であるとされています。                                                「寄生」は片方のみが利益を得る、相手方が害を被るという意味となります。そう考えると今の世の中はどうでしょうか。

 

  「共生」を考える上で先日起きた出来事を紹介します。朝の満員電車でおそらく生活介護や就労の作業所に通われている障害者の方が他の乗客の方と「座る」・「座れない」等でひと悶着している場面がありました。。

そういった場面にもし皆さんが出会う時にどう対応しますか。以前授業の中で似たようなケースの場合を想定した時の対応を学生に話を聞いた時に、その対象者の方に寄り添うであったり、もし自分が席に座っていたらその対象者の方に席を譲るという意見もありました。おそらく「福祉」を学んでいる学生の方だからそういった配慮が出来るんだと思います。でも世の中にはそういったことが分からない、もしくはそういった対象者の言動や行動が怖いと思う方の方が世の中には、多くいると思います。そういった時にどう対応をすることは、望ましいでしょうか。

 

改めて「共生」という意味や意義について考えてみることやソーシャルワーク専門職を目指す学生の皆様に多様性に対しての配慮と共に社会福祉士の倫理綱領の価値と原則の中には、

「すべての人間を、出自、人種、性別、年齢、身体的精神的状況、宗教的文化的背景、社会的地位、経済状況等の違いにかかわらず、かけがえのない存在として尊重する。」と明記がされています。そういった事柄に対しても向き合っていく、考えていけるような授業等をこれからも実施していこうと思っております。

 

すこしブログの内容が固くなってしまいましたが少しプライベートの話をさせて頂くと

先日 休みに広島県に行く機会がありました。恥ずかしながら広島県には、中学校以来と云う事でその時とはまた違う景色を見ることができました。  何ごともそうですが、結果だけでなくそこに原因や背景があるということを常に考えながらそういった部分にも目を向けながら関わっていくことが大事なことだと改めて感じました。                                                      広島で初めてガンガン焼きを食べましたが結構はまりましてお酒と共にかなり食べてしまいました…。食生活も含めて日常生活とは違った環境に置くのも、たまにはいいものですね。