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序歌、上の句、下の句、そして結び ~5年間ありがとうございました~
皆さんこんにちは!
通信科事務局の塩井です ☺
私がアルファ医療福祉専門学校にやってきて、
このブログを書き始めてから約5年がたとうとしています✍
毎年この時期になるとやはり国家試験のことが気がかりです☁
社会福祉士通信科および精神保健福祉士通信科の学生はもちろん、
本校通学制の介護福祉学科、はり・きゅう学科、柔道整復学科の学生たちの一生懸命
試験勉強に励んでいる姿をみると、心から応援したくなり、少しでも力になれればとブログの執筆にも熱が入ります⤴
もちろん、国家試験はないですが、
卒業と資格取得を目指して勉強しているこども保育学科の学生たちも応援しております !
確か私が一番はじめの頃に書いた国家試験に向けた記事は『序歌』がテーマであった気がします ♪
競技かるたは「難波津に 咲くやこの花 冬ごもり 今を春べと 咲くやこの花」という決まった歌が詠まれることにより試合が開始します。
(意味:難波津に梅の花が咲いた。冬の間はこもっていたけれど今はやっと春になったので梅の花が咲いた。)
そう、これこそが『序歌』です✨
昨年、約15年の長きにわたり続いた競技かるたを題材とした超人気少女マンガが完結を迎えました。
15年前に物語の中で高校に入学した主人公も、昨年やっと卒業 ㊗
連載開始時に同じ高校生であったはずの私は、知らぬ間に成人となったどころか30歳をこえているというのだから驚きです ( ゚Д゚)
作中でも度々描かれていますが、競技かるたのプレイヤーには各々、得意な札や自分の姿と境遇に重なる札があるようです。
例えば、かの主人公にとっての特別な札であり、15年の物語を紡いだのは、
「ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」です。
(意味:神々の時代の話でも聞かないくらい竜田川が見事に紅葉に染まっている。)
ここまで偉そうに色々と述べている私ですが、実は競技かるたや小倉百人一首に対しては全くの素人です。
なので、解釈や意訳が間違っていたりしたら、どうかご愛嬌ということで(笑)
ただ、そんな私にも共感する歌があります。
「 わが袖は 潮ひに見えぬ 沖の石の 人こそ知らね 乾くまもなし」
(意味:私の袖は、潮が引いた時にも見えない沖の石のように、知っている人はいないけれども、乾く間もなく涙でぬれ続けている。)
生意気にも、少し詠みかえて…
「わが袖は 塩井に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね 乾くまもなし」といったところでしょうか。
小倉百人一首の百首とまではいきませんが、
今から5年前、国家試験に挑む皆さんに向けたメッセージこそが、
ここまで毎月書き綴ってきた数々の記事に続く、
私にとっての『序歌』だったのかもしれません✉
諸般の事情により、今回をもちまして私がお届けするブログは一旦結びとなります。
…家族と本校教職員以外に読んでくれている方いますよね??(笑)
皆さん本当にご愛読ありがとうございました☺
夢に向かって努力する学生たちの姿を想うと、涙と筆がとまらない5年間でした✎
また、このブログや学校で皆様とお会いできるのを楽しみにしています!
2023年、春 ✿
「難波津に 咲くやこの花 冬ごもり 今を春べと 咲くやこの花」
また、どこからか『序歌』が聞こえるようだ―――。
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アルファ医療福祉専門学校通信科事務局 塩井