ブログBlog
梅雨と湿と消化機能の関係☔

昨日から降り始めた雨![]()
今週はずっと続くようで、いよいよ梅雨入りっぽい感じー![]()
雨が楽しいこともあるんですが、
湿度が上がると身体が重かったり、ぼんやりしたり、
食欲がなくなったり、逆に過食に走ったり…
いろいろ身体に変調きたしませんか?![]()
昨日あたりからなんとなく鼻水が止まらなくなってきた寺田です![]()
![]()
![]()
私の場合はだいたいいつも呼吸器系からおかしくなり始めます![]()
東洋医学においても肺(呼吸の働き)は外界と通じていますので
環境の影響がすぐ出やすいわけですが、痰も絡んだりして、
湿度が上がると身体の中の水回りが停滞し始めます。
自分の身体ながら、分かりやすっ![]()
![]()
東洋医学(中医学)で湿度のある環境状態は「湿」と呼び、
「六気(ろっき)」と言われる環境因子の1つに当たります。
他には風・寒・暑・燥・火があります。
これらは季節によって多少増えたり減ったりはしますが
その範囲以上に強くなりすぎたり、弱くなりすぎたり、
本来弱い時に強くなったりすると異常気象になってしまうわけです![]()
例えば夏なのに急に寒くなったり、ずっと温かい冬だったりとか…
これらの環境因子がヒトの身体に病を引き起こす原因になると、
「六気」は「六淫(ろくいん)」と呼ばれるようになり、
「湿」は「湿邪(しつじゃ)」となります。
湿邪には重くて、粘着質で、下に症状が出るという特性があって
身体が重だるくなりやすく、
しつこくへばりつくので治りにくくて
足がむくんだり、下痢しやすかったり…
とりわけ消化機能の調子との関連性が高いと言われています。
東洋医学での消化機能のことは「脾(ひ)」あるいは「胃」と呼ばれます。
消化機能のうち、脾は飲食物を消化してエネルギーを取り出したり、水回りなどを整える役目を、
胃は消化されて要らなくなったものを小腸・大腸に送り届けて排泄するところまでが役目と、
消化機能を大きく2つに分けています。
脾と胃はペアで働いていて、どっちかが調子を崩すともう片方も調子を崩すような密接な関係性です。
「湿邪」は特にそのうちの消化と水回りを役目とする「脾」に影響しやすいとされています。
ここで1つ注意
しておくと、
東洋医学での「脾」は西洋医学で言う「脾臓」とは関係がありません。
元々歴史的に中国からの文化の影響があった日本で
「脾」は消化機能だったのですが、西洋医学が入ってきた時に
およそ消化と関係のない臓器に名前を付けちゃったので混乱しています![]()
西洋医学の脾臓は古くなった赤血球を壊したり、免疫機能と関係のある内臓ですので…![]()
さてと。
では「湿邪」によって「脾」の働きがおかしくなると何が起こるのか?
これは何千年も人間を見つめ続けてきた東洋医学では答えが出ています![]()
脾の調子がおかしくなると、食欲の感覚が失われていきます。
お腹が減っているのか、満腹なのかが分からなくなったり、
身体にとって良くないものや必要のない物ばかり食べたくなったり、
特に甘いものが欲しくなってくると言われています![]()
お腹が空いてないと言いながら、目の前にある食べ物を全部平らげてしまったり、
消化がうまくできないのにご飯を詰め込むから、
食事の後は眠くなったり横になりたくなったりとか…![]()
あれれ?それって私のことじゃない???
思い当ったら、もう「脾」が「湿邪」でやられてきているのかも?![]()
そういうときは消化が悪くなりがちな梅雨の時期なのを踏まえて、
お腹にやさしい、消化の良いものを選んだり、
ちょっと量を控えてみたりしてあげると「脾」は調子を取り戻します![]()
![]()
そして原因になっている「湿邪」を身体から追い出すのには
「お灸」がとっても効くのですー![]()
どのツボを使うのかはまた今度にしますけど…![]()
ぜひぜひそんな東洋医学のことを知って、
この梅雨の時期をうまく乗り切りましょう~![]()
![]()
(文責/撮影 寺田)

当校では、様々なイベントやオープンキャンパスを開催しておりますよ![]()
はりきゅうって何? 東洋医学に興味があるぞ!
美容鍼って効くの? どんな道具を使うの?
はりきゅうへのちょっとしたご質問にもお応えしますので
ぜひぜひ学校へ体験に来てくださーい![]()
オープンキャンパス日程![]()
■6/16(日) 10:00~12:00(在校生スタッフ参加
)←今週はコチラ![]()
東洋医学とは??はりとお灸のチカラを学ぶ
在校生が参加してくれますので直接、学校の様子や授業や勉強のこと、
聞けちゃいますよ~![]()
ご予約はコチラまで
■6/22(土) 10:00~12:00
日本に根付く「東洋医学」
■6/29(土) 10:00~12:00
美容鍼灸を学ぶ~はりとお灸がもたらす効果~
また、上記日程以外でも、個別相談を受け付けております![]()
皆様のご参加をお待ちしております
オープンキャンパス、個別相談は予約制です![]()
お電話またはホームページよりご予約ください。
0120-168-294